「炎症を抑える」
健康の話をしていると
この言葉って、よく出てきます。
僕もよく
「炎症を抑えましょう」
って言ってますよね。
・腸の炎症
・慢性炎症
・炎症を抑える食べ物
・抗炎症作用のあるサプリ
こうやって並べてみると
炎症って完全に悪者扱いです。
でも、ちょっと考えてみてください。
本当に身体にとって悪いだけのものなら
なんで僕たちの身体には
わざわざ「炎症を起こす仕組み」が備わっているんでしょうか。
実は炎症って
身体を壊すために起きているわけじゃないんです。
むしろ逆。
身体を守るために起きているんですね。
じゃあ、なぜその炎症が
いろいろな病気の原因として問題になるのか。
今日は
この「炎症」についてお話ししていきます。
炎症は、身体を守る反応です
わかりやすいのが、ケガをしたときです。
転んで、膝を擦りむいた。
血が止まってしばらくすると、赤くなって腫れる。熱を持ったり、ズキズキ痛んだりもする。
誰にでも経験があるんじゃないでしょうか。
実は、これが炎症なんです。
このとき身体の中で起こっていることを、詳しくお話ししていくと。。。
①その場所の血流を増やして(血は赤いので、集まると赤くなります)
②免疫細胞をたくさん送り込む(いろいろ集まってくるので腫れてきます)
③入ってきた病原体をやっつけて(敵と戦っているので熱が生まれ、痛みも出ます)
④傷ついた組織を片付けて(かさぶたは臨時の組織)
⑤修復へ向かわせる。(元の状態に戻る)
赤み、腫れ、熱、痛み。
あれは全部
身体が「今ここを治してますよ」と働いている証拠なんです。
つまり
炎症が起きること自体は悪いことじゃない。
ケガをしたら
炎症は起きてほしい。
感染したときだって
免疫にはしっかり働いてほしいわけです。
問題は「終わらない炎症」
じゃあ、何が問題なのか。
それは
本来なら終わるはずの炎症が
いつまでも終わらないこと。
ここで
二つの炎症を分けて考えるとスッキリします。
一つは、ケガや風邪のときのような炎症。
これは
「火事が起きて、消防車がかけつけている状態」
です。
派手だけど
火を消したら
ちゃんと引き上げていく。
もう一つが、やっかいな方です。
大きな火事ではないけれど
どこかでずっと小さく火がくすぶり続けている状態。
これが、最近よく聞く
「慢性炎症」です。
ボヤみたいなものなので
本人もなかなか気づきません。
でも、消えずにずっと続いていると
少しずつ身体のあちこちを傷めていくんです。
なぜ、炎症は終わらなくなるのか
この慢性炎症は、なぜ起こってくるのか。
ここが一番知りたいところですよね。
炎症が終わらなくなる背景には
いろいろなものが関わっていて
腸内環境。 血糖。 内臓脂肪。 睡眠。 ストレス。 食事。
ぱっと見、バラバラです。
腸と血糖と睡眠に、何の関係があるんだと。
でも、これが
「炎症」という一つの視点から見ると
全部繋がってくるんです。
このつながりが見えてくると
身体の見え方が、結構変わってくるんですよね。
「抑える」より前に、知っておきたいこと
ということで炎症って
悪者じゃなく
身体を守るための、大事な反応なんです。
問題なのは
炎症が起きることじゃなくて
終わるはずのものが終わらないこと。
だとしたら
「炎症を抑えるものを摂ればいい」
という話じゃないですよね。
火を消すことばかり考えるより
なんで火がくすぶり続けているのか。
その火種の方を見てあげないと
根本は変わりません。
僕が「炎症を抑えましょう」と言うときも
本当に大事にしているのは
抑えることそのものより
その奥にある火種を一緒に探すことなんです。
自分の身体のどこかで
小さな火がくすぶっていないか。
腸、血糖、睡眠、ストレス。
思い当たるところがないか
ちょっと振り返ってみてください。
案外そこに
「なんとなく不調」の答えが隠れていたりするんですよね。
ってことで、今回はこの辺で。
では、また。
【心と身体研究所よりお知らせ】
「なんとなく不調」の本当の原因、一緒に探しませんか?
薬剤師×東洋医学×栄養学の視点で
身体の仕組みをわかりやすくお届けするメルマガ
【ココラボ栄養学】を配信しています。
・市販薬やサプリでは解決しなかった不調が気になる方
・自分の身体を、自分で理解したい方
・健康情報が多すぎて何が正しいかわからない方
読者限定で、よっぴーへの質問・相談も受け付けています。
≫≫メルマガ登録はこちら(無料)≪≪
【心と身体研究所のミッション】
ちょっとした不調なら自分自身で治せる
健康を医者に丸投げしない!
そんな人たちを増やし、お手伝いします。

