最近は「ちょっと痛いな」と思ったら
すぐに痛み止めを飲む人が増えてきましたよね。
「我慢しないのが正解!」
みたいな雰囲気もありますし
女性の生理痛に対する理解も広がってきたのも大きいかもしれません。
そんな痛み止めですが
「この薬は効くけど、あれはイマイチ。。。」
みたいな経験ありませんか?
これ実は遺伝子のせいかもしれません。
「お酒に強い・弱い」も遺伝子次第
人の体質は遺伝子で決まっている部分が大きいです。
人はみんな同じだと思いがちですが
遺伝子はみんな違うため
その人の得意不得意は遺伝子によって決まっています。
例えば、お酒。
お酒に含まれるアルコールは肝臓に運ばれ
アルコール
↓
アセトアルデヒド
↓
酢酸
と、変換され無毒化されます。
僕は薬学部の時
自分のアルコール代謝遺伝子を調べよう!
という実習があったのですが
アルコールからアセトアルデヒドへの変換酵素には問題がなかったのですが
アセトアルデヒドを酢酸に変える酵素(遺伝子)が弱い事がわかりました。
アセトアルデヒドは身体の中に増えると
顔が赤くなったり、目が充血したりします。
あなたもお酒を飲むとすぐ顔が赤くなる
という場合は
アセトアルデヒドを酢酸に変える遺伝子が弱いかもしれません。
逆に、アルコールをアセトアルデヒドに変換する酵素(遺伝子)が弱い場合は
体内にアルコールが増えることになるので
・すぐ酔っ払う
・フラフラしたりめまいがする
・記憶が飛ぶことがある
・眠気が襲ってくる
という事が起こります。
つまり、お酒に弱い人にも2種類のタイプがあるんですね。
こういう体質の違いは薬にも当てはまるんです。
「痛み止めの効き方も遺伝子次第?」
痛み止めの代表的なものに
・カロナール(アセトアミノフェン)
・イブプロフェン
がありますが、これらは分解される酵素が違います。
・カロナール → CYP2E1 という酵素で代謝
・イブプロフェン → CYP2C9 という酵素で代謝
なので
・カロナールが効かない人 → CYP2E1を作る遺伝子が強い可能性
・イブプロフェンが効かない人 → CYP2C9を作る遺伝子が強い可能性
こういった違いが出てくるんです。
「なんかこの薬、効かないな…」と思ったら
遺伝子レベルで相性が悪いのかもしれません。
「飲酒習慣で薬の効き方が変わる?」
また、CYP2E1はアルコールの大量摂取で活性化します。
つまり、普段からお酒を飲む人は
カロナールが効きにくくなる可能性があるんです。
逆に
イブプロフェンを代謝するCYP2C9が強い人は
同じくCYP2C9で分解される
・ワーファリン(血液をサラサラにする薬)
・ボルタレン(強い痛み止め)
も効きにくいかもしれません。
こうやって考えると
「薬は飲んでみないと効くか分からない」って思われがちですが
実はある程度予測できるんですよね。
「薬を飲む前に知っておきたいこと」
僕は
『なるべく薬を飲まない方がいい』
と思っていますが
どうしても必要な時には
自分の体質を知っておくと役に立ちます。
・今まで飲んできた薬は、効いた?効かなかった?
・副作用が出やすかった?それとも全然平気だった?
こういったことを振り返ると
『自分の遺伝子のクセ』が見えてくるかもしれません。
これから薬を飲む時も
ぜひ意識してみてください!
と、いう事で今回はこの辺で
では、また。
【心と身体研究所よりお知らせ】
栄養と身体の基礎を今のうちに知っておきませんか?
健康って何が正しいのかわからない!
そんな初心者さんでも安心!
栄養学講座始めました。
無料なので、ぜひ知識を付けてみてください。
【心と身体研究所のミッション】
ちょっとした不調なら自分自信で治せる
健康を医者に丸投げしない!
そんな人たちを増やし、お手伝いします。