栄養を補充するだけで病気は治る?

代替療法

僕に限らず、栄養療法——いわゆるオーソモレキュラーや精密栄養学などで
不足した栄養を補ったり、個人差に合わせて必要な栄養を補うことで
病気の改善を目指している人はたくさんいます。

では、ここで一つ質問です。

栄養療法だけで人の病気はどこまで良くなると思いますか?

どんな医療も“万能ではない”という事実

これは栄養療法に限らず
漢方薬でも、鍼灸でも、西洋医学でも、同じだと思っています。

どれだけ「名医」と呼ばれている人でも
全員を治せるわけではなく、良くなる人は全体の7〜8割程度。

言い換えれば
2〜3割の人は、その方法だけでは届かない部分があるということです。

だからこそ僕は
「治らないのに何年も同じ治療を続ける」という人を見ると
もったいないなぁ。。。
と思ってしまいます。

治らないなら“別の角度から”見てみるべき

ほとんどの人はまず西洋医学にかかります。

そこで良くならないから、次に漢方薬を探し
それでもダメなら鍼灸や栄養療法に来る。

ここで良くなればもちろん最高です。

でも、時々います。

「どれだけ栄養を入れても、漢方を飲んでも、鍼をしても、なぜか改善しない人」

こういうケースは
その治療法が悪いわけではありません。

単純に
“その人の状態にその治療がハマっていないだけ”
なんです。

治療は組み合わせて初めて最大限の力を発揮する

例えば
栄養が不足しているなら栄養療法は絶大に効果があります。

でも
自律神経の乱れが強い人は鍼灸の方が早いことがあるし
ストレスが根深い人は心理療法が必要になることもあります。

腸に問題があるのにサプリだけ飲んでいても良くならないし
肝臓が疲れているのに食事改善をしなければ栄養は活かされません。

つまり

治療は“どれか1つ”ではなく
必要な時に必要な方法を組み合わせることで結果が出る。

僕自身
西洋医学・中医学・栄養学・鍼灸
どれか1つにこだわらず、常に統合して考えています。

そしてもう一つ大事なこと

良くならないときに
「もっとやれば良くなるはず!」
と同じことを続ける人が多いのですが。。。

実は逆で

“一度やめてみる”ことが効果的なケースも山ほどあります。

人間の身体はずっと同じ刺激を続けると反応しにくくなるし
停滞した時こそ、角度を変えるべきなんです。

結局いちばん大事なこと

治療でも、食事でも、サプリでも、運動でも、睡眠でも…

過信しないこと。

そして“試行錯誤しながら変化を観察すること”。

何をやるにしても
やった結果どうなったか?
体調はどう変化したか?
数字はどう動いたか?

ここを見ないまま続けるのは
地図を見ずに山を登るようなものです。

治療に絶対の正解はない。でも、自分に合う方法は必ずある

栄養療法が合う人もいれば
鍼灸で劇的に良くなる人もいます。

逆に
栄養を増やしすぎて逆に悪化する人もいるし
漢方が全然ハマらない人もいる。

人の身体はそれだけ多様です。

だからこそ

・過信せず
・組み合わせを考え
・時にやめて
・時に別の方法を試し
・変化をちゃんと観察する

この姿勢こそ
いちばん確実に健康をつくる方法なんだと思います。

自分の身体を蔑ろにせず
身体のサインをよーく聞いて上げてくださいね!

ってことで今回はこのへんで
では、また。


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