なぜ、子どもの精神科受診がここまで増えているのか?

遺伝子

「うちの子、集中力がなくて…」
「すぐにイライラする」
「夜なかなか寝られない」
「学校に行きたがらない」

こうした相談を受ける機会が、ここ数年で本当に増えました。

実際、発達障害・不安障害・うつ・不登校など
精神科や心療内科にかかるお子様の数は年々増えています。

もちろんこれは
・精神科にかかりやすくなった
・「心の不調」を認めやすい社会になった
という側面もあります。

でも、現場でたくさんのケースを見ていると
それだけでは説明できない違和感を感じるのも事実なんですよね。

「気持ちの問題」では片づけられないケースが増えている

もし、あなたのお子さんが
・以前はできていたことが急にできなくなった
・やる気が極端に落ちた
・集中力が続かない
・感情の波が激しい
・朝がとにかく弱い

こうした変化を見せているなら
それは、性格や甘えの問題ではない可能性があります。

最近増えているのは
脳や神経の「エネルギー不足・代謝不全」タイプの不調。

つまり
「心」ではなく「身体側」から起きている問題なんです。

遺伝子は“弱くなっている”のではなく。。。

よく
「最近の子は遺伝子が弱くなっている」
と言われることがありますが、正確には少し違います。

遺伝子そのものが変わったというよりも

遺伝子に負担をかける環境
遺伝子の働きを邪魔する生活習慣

が、圧倒的に増えている。

これが本質です。

精神疾患と遺伝子は、実はとても関係が深い

集中力・やる気・感情の安定に関わるのは
・ドーパミン
・ノルアドレナリン
・セロトニン

といった神経伝達物質です。

そしてこれらは
遺伝子の設計図どおりに、酵素が働いて初めて作られます。

ここで重要なのが

遺伝子は「ON・OFF」ではなく
“うまく働くかどうか”が環境で決まる

という点。

つまり
遺伝的に不利な設計を持っていても
後天的に十分カバーできる ということなんです。

でも今の子どもたちは「リカバリーしにくい環境」にいる

問題はここです。

現代の子どもたちは
・血糖値が乱れやすい食生活
・炎症を起こしやすい食品
・睡眠の質が下がる生活リズム
・ストレス刺激の多い環境

こうした要因が重なり
遺伝子を助けるための“余力”がない状態
になっていることが少なくありません。

その結果
・集中できない
・気持ちが安定しない
・疲れやすい
・頑張れない

といった症状が
「心の病気」として表に出てくるんです。

だから「薬」だけでは限界がある

ここで誤解してほしくないのは
薬が悪いわけではないということ。

ただ
・なぜ今この症状が出ているのか
・何が遺伝子の働きを邪魔しているのか

ここを見ずに対症療法だけを続けると
改善が頭打ちになるケースが多い。

実際

「薬を飲んでいるけど、あまり変わらない」
「むしろ別の症状が出てきた」

という声もよく聞きます。


最近は精神科や小児科に受診した時に
「集中力がない → 鉄不足かも」
として、お子様に鉄剤が処方されるケースも増えています。

でも
・鉄を飲んでも変わらない
・お腹の調子が悪くなった
・イライラが増えた

こんなケースも実は少なくありません。

次回は
「なぜ鉄を入れても良くならない子がいるのか?」
その理由を、生化学的に噛み砕いてお話しします。

もし今

「うちの子も当てはまるかも…」
と感じたなら

一度、血液検査や生活習慣を
“症状の裏側”から一緒に見直した方が早いかもしれませんよ。

ってことで、今回はこの辺で
では、また。


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