これまでの記事で
・隠れ低血糖
・低血糖を副腎が必死にカバーしている可能性
・それが続くと副腎疲労につながるかもしれない
というお話をしてきました。
ここまで読んでいて
「あ、これ私のことかもしれない…」
そう感じた場合も、きっと少なくないと思います。
実際、精神的な不調を抱えている方を見ていると
体感では5割以上の人に副腎疲労が関わっている印象があります。
もし思い当たる節があるなら
まずは「頑張りすぎている体を労わる」ことから意識してみてください。
今日はその副腎疲労と
セットで起こりやすく、少し厄介なテーマ
「甲状腺ホルモンの低下」についてお話しします。
甲状腺ホルモンって、何をしている?
甲状腺ホルモンをひとことで言うと
身体のエネルギーの“回転数”を決めているホルモンです。
具体的には
・体温
・代謝
・脳の働き
・気力や集中力
こうした働きに深く関わっています。
甲状腺ホルモンがしっかり働いていると
エネルギーはスムーズに使われます。
逆に弱ってくると
・疲れやすい
・朝がつらい
・頭がぼーっとする
・やる気が出ない
・手足が冷えやすい
こんな状態が出てきます。
……副腎疲労の症状と、かなり似ていませんか?
「甲状腺の問題=甲状腺だけ」の話じゃない
特に女性は
甲状腺ホルモンの検査で引っかかった経験がある方も多いと思います。
そのとき
「ヨウ素を摂ったほうがいい?」
「薬を飲んだほうがいい?」
と、どうしても甲状腺だけに目が向きがちですが
でも、実は
甲状腺ホルモンは単独ではうまく働けません。
ここで重要になってくるのが
これまでお話ししてきた副腎です。
副腎が疲れていると、甲状腺も働きにくくなる
副腎は
・ストレス
・低血糖
・炎症
といった「身体のピンチ」に対応する臓器でしたよね。
この副腎が疲れている状態だと
・甲状腺ホルモンをうまく使えない
・活性型に変換しにくい
・身体が省エネモードに入る
といったことが起こりやすくなります。
つまり
甲状腺ホルモンは出ているのに
身体が「今は使いたくない」とブレーキをかけている状態
なんです。
これは決して異常ではなく
身体が自分を守るために選んだ、とても賢い反応でもあります。
身体は「守るために」エネルギーを落としている
副腎が疲れている
=ずっと緊張状態が続いている
そんなときに
無理にエネルギーをフル回転させると
身体は壊れてしまいます。
だからこそ
・代謝を落とす
・体温を下げる
・やる気を抑える
という方向に、自然と舵を切ります。
これが
「甲状腺ホルモンが弱っているように見える状態」
の正体だったりするんですね。
いきなり甲状腺をどうにかしようとしなくていい
甲状腺ホルモンに問題がありそう
でも、何をしたらいいかわからない。
そんな悩みもとても多いです。
薬を勧められることもあると思いますが
できることならホルモンを
「足す・減らす」前に考えたいですよね。
ここまでの話を踏まえると
いきなり甲状腺に手を出す必要はありません。
(※もちろんTSHやT4のバランスによっては別です)
まず大切なのは
・低血糖を放置しない
・副腎をこれ以上酷使しない
・血糖値を安定させる
・生活リズムを整える
こうした土台づくりです。
副腎が落ち着いてくると
甲状腺ホルモンも
「そろそろ働いていいよ」と
身体から許可が出やすくなります。
「元気が出ない」は、あなたのせいじゃない
・気合が足りない
・根性がない
・怠けている
そう思われがちな状態でも
実際はホルモンとエネルギーの問題であることが本当に多いです。
低血糖
↓
副腎疲労
↓
甲状腺ホルモンが抑えられる
この流れを知っているだけでも
自分を責める必要はなくなります。
今出ている症状の“根っこ”はどこなのか。
ぜひ一度
身体の声として受け取ってみてください。
ということで、今回はこの辺で。
では、また。
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