最近、遺伝子について調べまくっているのですが
遺伝子検査って高いんですよね。
ネットで手軽に受けられるものもありますが
前回もお話ししたように
遺伝子自体はすでに10年も前に解析する技術がありました。
問題は
『遺伝子を読み解く技術』なんです。
なので遺伝子検査は
『誰に解説してもらうか?』
が、とても重要になってきます。
日本で遺伝子を扱っているクリニックはほとんどなく
知識のある医者ほど人気なため
僕が行きたいと思っているクリニックはなんと2年待ち。
さすがにそんなに待てないので、自分で勉強する事にして数ヶ月。。。
面白い事が分かってきました。
遺伝子検査をしなくても、自分の遺伝的な体質を知る方法があるんです。
今日はそのファーストステップとして
『CYP1A2』という遺伝子についてお話しします。
CYP1A2とは?—夜のコーヒーで実験してみよう
遺伝子の影響を強く受けるもののひとつに 『代謝酵素』があります。
その中でもCYP1A2という酵素は
カフェインの分解に関わっています。
このCYP1A2をたくさん作れる人は
夜にコーヒーを飲んでもぐっすり眠れますが
CYP1A2をあまり作れない人は
夜にカフェインを摂ると目が冴えて眠れません。
つまり
『夜のコーヒーが大丈夫かどうか?』
で、自分のCYP1A2の働きをチェックできるということです。
あなたは、夜にコーヒーを飲んでも平気ですか?
一度、自分の体で試してみると面白いかもしれません。
CYP1A2と薬の関係—副作用が出やすい人、出にくい人
CYP1A2の働きが強いか弱いかを知ることで
薬の効き方や副作用の出やすさも予測できます。
例えば、喘息の治療薬である『テオフィリン』
これはCYP1A2で代謝される薬なので
CYP1A2の働きによって以下のような違いが出ます。
・CYP1A2が弱い人 → 代謝が遅いため、薬の効果が強く出る(副作用が出やすい)
・CYP1A2が強い人 → 代謝が早いため、薬の効果が出にくい
病院で薬をもらうとき
あなたのCYP1A2遺伝子の状態を考えて処方してくれる医者はほぼいません。
だからこそ
自分の遺伝的な代謝の特徴を知っておくと
薬の飲み方にも応用できます。
『コーヒーを飲むと夜眠れない』
→「CYP1A2が弱いかも?」
→「薬の副作用が出やすい可能性がある」
このように
日常の体験から自分の遺伝的な体質を推測することができるんですね。
タバコとコーヒーの関係—CYP1A2を増やすものとは?
ところで
『コーヒーと言えばタバコ!』
という組み合わせ、よく聞きませんか?
今は分煙が進みタバコを吸う人も減りましたが
地方ではまだ喫煙者が多い印象です。
実は
タバコに含まれる『ニコチン』には
『CYP1A2を増やす働き』があるんです。
つまり、タバコを吸うとCYP1A2がたくさん作られるので
カフェインの分解が早まります。
その結果、タバコを吸う人はコーヒーを飲んでも
すぐにカフェインが抜けてしまうため
何杯でも飲めるようになるわけです。
タバコを吸う人が『コーヒーなしではやっていけない!』と言うのには
こんな生理的な理由があったんですね。
今回は
『遺伝子が日常にどう影響しているか?』
の一例として『CYP1A2』を紹介しました。
CYP1A2は
カフェインやニコチン、テオフィリンだけでなく
以下のような薬にも関与しています。
・ワーファリン(血液をサラサラにする薬)
・パロキセチン(抗うつ薬)
・レキップ(パーキンソン病治療薬)
もし何か薬を飲んでいるなら
『この薬はどの代謝酵素で分解されるんだろう?』
と調べてみるのも面白いかもしれません。
まずは
『夜にコーヒーを飲んで眠れるか?』
を試してみて、あなたのCYP1A2の働きをチェックしてみてください。
って事で、今回はこの辺で
では、また!
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