突然ですが、あなたはストレスを溜めやすいタイプですか?
現代はストレスとは切っても切り離せない関係にあり
頭痛、不眠、うつ、不安感、胃腸トラブル、ホルモンバランスの乱れ。。。
ほとんどの病気に
ストレスという要素が深くかかわっていることがわかっています。
でも、自分が「ストレスを感じているのかどうか」って意外と分からないんですよね。
むしろ
「リラックスできているつもり」でも
「体は緊張モードのまま」
なんてことも少なくありません。
ストレスを可視化できたらいいと思いませんか?
ストレスを数値で測る方法
実は、ストレスを「数値化」できる方法があるんです。
それが
ウェアラブルデバイスを使った 心拍変動(HRV) の測定です。
Apple Watchなどの腕時計型や
Oura Ringなどの指輪型のデバイス。
すでに使っている場合も多いと思いますが(使ってますよね?)
これらは単に歩数や睡眠を記録するだけでなく
心拍の揺らぎまで測ってくれるんです。
心拍変動(HRV)とは?
心拍数は「1分間に何回打つか」という平均値だけでなく
実際には「ドクンと次のドクンの間隔」が毎回違っています。
この「バラつき」が心拍変動です。
実はここに、自律神経の状態が現れています。
幅が大きい → 副交感神経が働きやすく、リラックスモード
幅が小さい → 交感神経優位で、ストレスがかかっている状態
例えば
格下相手とテニスをするときは自由にコースを選べますが
格上相手だと余裕がなくなり打つコースが限られますよね。
それと同じで
ストレスが強いと心拍のリズムに「余裕」がなくなるんです。
日常の中で分かる「ストレスの正体」
HRVを測定すると
自分のどんな場面でストレスがかかっているのかが一目瞭然になります。
仕事中は20台だけど、家に帰ると50まで回復
という場合は、仕事環境が大きなストレス要因になっていますし
家では低く、仕事中は高いという場合は
意外にも「家庭でのストレス」が原因だった
なんてこともあります。
こうして数字で見えると
主観では気づけなかった自分のストレス源が明らかになっていくんですよね。
実際の患者さんの例
ある患者さんから「夜眠れない」という相談を受けました。
その方はちょうどApple Watchを使っていたのでデータを見せてもらうと。。。
なんと仕事中のHRVが「14!」
極端に低い数値で
明らかに強いストレスにさらされている状態でした。
この場合
いくらサプリを飲んだり睡眠導入剤を使ったりしても
根本的な改善にはつながりません。
栄養を整えることはもちろん大切ですが
それ以上に「職場環境の調整」や「働き方の見直し」が不可欠なんです。
取り入れる前に「取り除く」
健康相談をしていると多くの人が
「何を摂ればいいですか?」
と質問してきます。
ビタミン?鉄?タンパク質?
もちろん栄養は大事なんですが
まず優先すべきは不調を生むモノを取り除くことです。
食べ物の中で合わない食べ物があるなら取り除く
ストレスがあるなら取り除く
原因を放置したまま「上乗せ」しても
本質的な改善にはつながりません。
心拍変動を測ってみると
自分でも気づいていなかったストレス源がはっきり見えてきます。
ぜひ一度、自分の体を「見える化」してみてください。
健康の第一歩は「知ること」から始まりますよ!
せっかく安価に測る方法があるので
ウェアラブルデバイスくらいは付けるようにしましょう!
って事で今回はこの辺で
では、また。
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