僕の相談で最近多くなってきているのが頭痛。
頭痛って突然襲ってくるものだし
原因も分からないことがほとんどだと思います。
雨の日の前日など、低気圧に反応して頭痛が出てくる人も多いですよね。
でも実は、頭痛の裏には意外な原因が隠れていることもあるんです。
今日は最近多い
「頭痛の意外な原因」
について探っていきましょう。
ヒスタミンって知ってますか?
僕が見ていて多いなぁと感じるのはヒスタミンの過剰です。
ヒスタミンはアレルギーや炎症に関わる物質ですが
血管を拡張する作用もあり
脳血管でこれが強く働くとズキズキとした頭痛につながります。
頭痛持ちのある患者さんの原因を探っているときに
『そういえば。。。雨の日と赤ワインを飲んだ翌日は頭痛が出やすい気がする』
と言っていました。
血液データを見てみると
ヒスタミンを分解する酵素(DAOやALDH)の働きが弱っている可能性があり
日頃の食生活を見てみても
日常的にヒスタミン過剰状態になっている可能性が高かったんです。
なるべくヒスタミンを避ける食事をしてもらい
ビタミンCやB6を意識して補ったところ
頭痛の頻度がぐっと減っていきました。
日本人は、DAOやALDHなどの酵素を作る遺伝子が弱い人がめちゃくちゃ多いので
当てはまる場合はあなたも気をつけてみてください。
やっぱり気をつけるべきカンジダの毒素
腸内環境の乱れも頭痛の大きな要因です。
中でもよく見られるのがカンジダ菌の増殖。
カンジダは誰の腸内にも存在する常在菌ですが
砂糖や小麦、アルコールの摂りすぎで異常繁殖します。
最近は朝はパン、昼は麺類など
小麦製品の摂取が増えている事に加え
コンビニや市販のドレッシングやソース系など
ブドウ糖果糖液糖を入れて甘さをつけた商品を口に入れる事も多くなりました。
ストレスの捌け口にアルコールを飲む人は
最近減っては来ていますが
晩酌が日課になっている人もまだまだいますよね。
カンジダが増えると
腸で作られる神経伝達物質や炎症性物質のバランスが崩れ
結果として頭痛を引き起こしやすくなるんです。
患者さんを見ていると
「甘いものをやめたら頭痛が軽くなった」
という声は本当に多いです。
カンジダが多い人の特徴は
甘いものが辞められなかったり
甘いものをよく欲するようになります。
小麦を控えるのは難しいので
まずは、甘いものを控える食事を数ヶ月続けてみると
だいぶ頭痛はおさまってくるハズです。
(本当に辛い場合は小麦もやめましょう!)
ここでも大切ビタミンD
僕がいつもサプリメントで補ってね!
と、言っているビタミンDも頭痛と関係があります。
ビタミンDは免疫や骨だけでなく
自律神経や血管の調整にも深く関わっているんですよね。
さらに、ビタミンDは抗炎症作用も持っているので
体内の炎症を抑えてくれる働きもあるんです。
頭痛などの痛み系の疾患って
言ってみたら炎症が患部で起こっているのが原因なので
炎症を抑える事はとっても重要なんです。
ビタミンDが不足すると血管の収縮・拡張が不安定になり
低体温や慢性的な炎症を引き起こし
頭痛のリスクが高まります。
『冬になると決まって頭痛がひどくなる、雨の前日や気圧が低くなると頭痛が出てくる。』
という患者さんの血液データは
ビタミンDの値がかなり低い状態でした。
免疫が落ち、体内のカンジダやヘルペスなどが活発になったり
体内の炎症が抑えられなくなったり
自律神経の乱れが原因だと判断し
サプリメントで毎日ビタミンDを摂取してもらったところ
冬場でもほとんど頭痛が出なくなった例があります。
こういったケースは臨床でとても多く見られるんですよね。
頭痛は
「天気のせい」や「肩こりのせい」
だけでなくその裏に
・ヒスタミン過剰
・カンジダの増殖
・ビタミンD不足
といった体の中のサインが隠れていることがよくあります。
もちろんこれらが組み合わさってる事もよくありますよ!
あくまでも原因は一つではないので
あなたの頭痛は何が原因か?
血液データや食生活、頭痛が起こる時の様子を振り返ってみて
原因を探ってみてください。
ってことで、今回はこの辺で
では、また。
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