最近、「目の研究」がとても盛んです。
というのも
老化が一番最初に現れるのが“目”だから。
目の状態を調べれば
その人の老化具合や病気の兆候までわかるといわれています。
実際、ウチの親もそうですが
年齢とともに「老眼が進む」「眼圧が上がる」「まぶしさに弱くなる」など
目の不調を感じている人は多いはずです。
老化というと、多くの人はまず「見た目」
シワやシミ、白髪などを思い浮かべますが
老化の最初のステージは“目”です。
つまり
目のケアを疎かにしていては
本当の意味でのアンチエイジングはできないんです。
AIが“目”から病気を見抜く時代
実は今、AIが目の画像を解析することで
医師でも気づけないような病気を早期に見つけられる時代になってきました。
網膜の変化を読み取って糖尿病や高血圧、パーキンソン病のリスクを予測したり
血管の微妙な状態からアルツハイマーの前兆を察知したり
もはや「目は全身の鏡」というのが
科学的にも証明されつつあります。
そして再生医療の分野でも、AIのサポートによって
視力を取り戻す研究や網膜細胞の再生などが進んでいます。
ただ、これらの治療はまだ非常に高価で
日本では保険適用になる見込みもほとんどありません。
再生医療の前に、自分の体を再生できる環境を
だからこそ、僕らが今やるべきことは
「再生医療に頼らなくても再生できる体」を作っておくことだと思うんです。
そのために最も大切なのが
血糖値の安定と腸内環境の正常化。
血糖値が乱れると、体内で「糖化」が起こり
水晶体や網膜がダメージを受けやすくなります。
これが白内障や黄斑変性症の原因になることもあります。
さらに、腸内環境が乱れていると
体のあちこちで炎症が起こり
目の毛細血管の循環が悪くなっていきます。
つまり
目の老化は全身の代謝の乱れの“結果”でもあるんです。
目のためにできる、今日からの3つのこと
① ビタミンDを意識する
ビタミンDは「カルシウムの吸収」だけでなく
実は「神経の保護」「炎症の抑制」「ミトコンドリアの機能維持」にも関わっています。
最近の研究では
ビタミンD不足とドライアイや緑内障のリスク上昇との関連も報告されています。
② 血糖値を急上昇させない食事
白い炭水化物(パン、砂糖、うどん)よりも
玄米や野菜、スープなどの“食物繊維を含む食事”を意識しましょう。
血糖スパイクを防ぐだけで
目の老化スピードは確実に変わります。
③ 腸を整える発酵食品をとる
腸の炎症が減れば、目の炎症も減ります。
納豆・味噌・ぬか漬けなど
日本の伝統的な食事が結局一番のアンチエイジング食です。
老化は「視える化」できる時代へ
AIが進化すれば
血液検査の前に“目の写真一枚”で体調を判定できる時代が来るかもしれません。
でもそのとき、AIに
「この目は若いですね」と診断されるかどうかは
今の生活習慣にかかっています。
僕らの未来の健康診断書は“瞳”に書かれているのかもしれません。
未来がますます楽しみですね!
ってことで、今回はこの辺で
では、また。

 
  
  
  
  