最近は
遺伝子や血液検査、栄養の話ばかりしているので
「最先端の西洋医学が専門なんですね」と言われることが増えました。
でも、全然そんなことありません(笑)
確かに、遺伝子タイプや代謝経路、酵素の働きから
身体の“弱点”を突き止めていくのは面白いし
僕自身もようやく少しずつ理解できるようになってきました。
けれど、これを専門にしている先生方と比べたら、まだまだです。
⸻
先日も勉強会仲間と症例検討をしていたのですが
同じ患者さんを見ていても
「結論は同じでも、たどり着くまでの過程が違う」
実はこの“過程”にこそ、たくさんの学びがあるんですよね。
血液検査や栄養状態を見れば
「どこが悪いのか」はある程度見えてきます。
でも、本当に大事なのは
どうやって治していくか?
という順番なんです。
⸻
僕はラジオやこのブログでずっと
「身体を良くしていくには順番が大事」
と言い続けています。
いくら正しい原因がわかっても
アプローチの順番を間違えれば、まったく治っていかない。
これが身体の面白くて、やっかいなところなんです。
⸻
そもそも、“遺伝子・栄養”の分野もまだ発展途中。
DNAはすべて解析されましたが
それが何を意味するかまでは、まだ解明されていません。
だからこそ、常にアップデートが必要な世界。
僕のような「新しいもの好き」にはぴったりの分野です(笑)。
でも、僕の原点はやっぱり──東洋医学です。
⸻
薬剤師として働き始めたころから
「少ないなら足せばいい」「多いなら減らせばいい」という
表面的な考え方にずっと違和感がありました。
だって
「なんで足りなくなったの?」「なんで多いの?」
という“原因”があるはずなんですよね。
だから僕は、西洋医学の限界を感じて
漢方や鍼灸の世界に惹かれました。
中国の医師に教えてもらったり
実際に中国まで行って勉強もしました。
でも、実際には東洋医学の世界も同じで
「気が足りないから補う」「滞ってるから巡らせる」といった
対症的なアプローチをしている人が多かったんです。
特に、日本の漢方はそれが顕著です。
だから、西洋・東洋どちらがいい!とは言えない。
大切なのは
どんな医療であれ、「なぜ?」を考えているかどうか。
この“なぜ”が、一番大変なんですよね。
⸻
僕がビジネスを始めた頃も同じで
師匠に「なぜを繰り返しなさい」と何度も言われました。
僕は今、みんなに「自分の体調を、自分の力で治せるようになってほしい」
と思っています。
だから、“なぜ”を考えるクセをつけてほしい。
でも、多くの人がこう言うんです。
「なんで?って言われても、どう考えたらいいか分からない」
「そもそも基礎知識がないと“なぜ”なんて出てこない」
確かにその通り。
だから僕は、“身体の仕組みをわかりやすく伝える”教材を
ずっと作り続けてきました。
基礎がわかれば、自然と「なぜ?」が見えてくるからです。
⸻
でも最近は、さらに頼もしい存在が現れました。
そう──AIです。
勉強したくない、時間がない
それでも「なぜ?」を知りたい人にとって、AIは最強の味方です。
「頭痛の原因は?」と聞けば
いくつもの可能性を挙げてくれ
「どんな時に起こりますか?」なんて質問まで返してくれる。
本当にすごい時代になりました。
⸻
僕のもとには
うつ病や不眠、不安、ADHD
アトピーや喘息、潰瘍性大腸炎など
医者に相談しても治らなかった方が多く来られます。
こうしたケースでも、AIはヒントを出せることが増えています。
だから僕は、こう思うんです。
「体調に悩んでいる人こそ、まずAIを使ってみてほしい」
なんたって、タダですからね(笑)。
⸻
まずは体調が悪くなった時、AIに相談してみてください。
症状や血液検査のデータを入力すれば
きっとあなたのことを誰よりも理解してくれる“パートナー”になってくれます。
知らない言葉が出てきたら、またAIに聞けばいい。
そうしていくうちに、自然と知識も増えていきます。
⸻
つまり、AI時代の健康管理は
「自分のことを理解してくれるAIを味方につけること」から始まります。
そのためにも、日頃からAIに自分のことを話しておきましょう。
そしてもし、いろいろ試してもうまくいかない時は
AIじゃなくて僕に聞いてください。
あなたの身体が治らない“順番のズレ”
一緒に見つけていきましょう。
ってことで、今回はこの辺で
では、また。
【心と身体研究所よりお知らせ】
栄養と身体の基礎を今のうちに知っておきませんか?
健康って何が正しいのかわからない!
そんな初心者さんでも安心!
栄養学講座始めました。
無料なので、ぜひ知識を付けてみてください。
【心と身体研究所のミッション】
ちょっとした不調なら自分自身で治せる
健康を医者に丸投げしない!
そんな人たちを増やし、お手伝いします。