炎症を「消す」のは、実は脂だった|オメガ3という消火剤

脂質

今月は
炎症の火種を
いろいろ見てきました。

腸、血糖、内臓脂肪、脂肪肝、そして口の中。

身体のあちこちに、火種があるという話でしたね。
今日は、その締めです。

ここまで
火のつけ方(火種)ばかり見てきましたが
今日は逆。

身体が
どうやってその火を消しているのか。

そして
その「火を消す仕組み」にちょっと意外な材料が使われている
というお話です。

炎症は、消す方が難しい

炎症って
起きること自体は、悪いことじゃありません。

怪我をした。
細菌が入ってきた。

そんなときに
免疫を集めて、原因を片付ける。

身体を守るための
大事な反応です。

問題は
炎症がちゃんと終わるか
なんですよね。

火事と同じです。

火をつけるのは簡単。

でも、きちんと消して
後片付けまで終わらせる方が
ずっと難しい。

昔は
「炎症を起こす物質が減れば、そのうち自然に収まる」
と思われていました。

アクセルから足を離せば勝手に止まる
という感じ。

あなたもきっとこのイメージをしていると思います。

でも今は炎症を終わらせるには
アクセルを緩めるだけじゃなくて
ちゃんとブレーキを踏む必要がある事がわかっているんです。

ブレーキの材料

「火を消す物質」は、何から作られているのか。

実はこれ、油なんです。

油と言ったら調理用の油として
植物油を思い浮かべると思いますが

植物油はほとんどの場合オメガ6に分類される油で
炎症を引き起こしてしまいます。

ただし、液体の油でも、魚の油で有名な、オメガ3に分類される油(EPAやDHA)は
炎症を鎮めるブレーキ役になるんです。

同じ「油」でも
火種になる油もあれば
火を消す材料になる油もある。

魚をちゃんと食べている人は
知らないうちに身体の中に消火剤の材料を仕込んでいる、
ということなんです。

「油は身体に悪い」
なんて、単純な話じゃないんですよね。

「抑える」のと「終わらせる」は、違う

ここで、一つ、大事な区別があります。

炎症を「抑える」のと「終わらせる」のは
似ているようで、全然違います。

炎症といえば、ビタミンC
っていうイメージがあるかもしれませんが

何かで、炎症を抑え込むと
確かに、炎症は弱くなります。

でも、原因が残っていたり
現場が片付いていなかったりしたら
それは「終わった」わけじゃない。

火が見えなくなっただけで
くすぶっている状態です。

身体が本当にやりたいのは
ただ火を消すことじゃなくて

原因を処理して
掃除をして
元に戻すこと。

オメガ3のような材料が足りていると
この「ちゃんと終わらせる」
ができるようになるんですね。

慢性炎症は、消火が追いついていない

ここまで来ると
慢性炎症の正体がわかってきたんじゃないでしょうか。

慢性炎症って
どうしても火種をなくす事に意識が向きますが

火を消す仕組みが
追いついていない状態とも言えるんですよね。

毎日、食事をすれば
新しい火種が入ってくる。

消火と後片付けが終わる前に
また次の火がつく。

しかも
消火剤の材料(オメガ3)が足りていなかったら
消す力そのものも弱い。

炎症がなくなるタイミングなんてない
現代人って大抵こんな感じです。

活動してエネルギーを外に向かせたいのに
内側を整理するためにエネルギーを使わざるを得ないんですね。

それじゃ、本来のパフォーマンスを出せるはずがありません。

火を減らして、消す力を補う

なので
炎症を考える時に大事なのは2つ。

1つは
火種を減らすこと。

腸、血糖、脂肪、肝臓、口の中。

自分の身体の
どこで火がつき続けているのか?

それを一つずつ見つけて
減らしていく。

火のないところに煙は立ちません。

そしてもう1つは
消す力を補うこと。

その代表が
今日お話ししたオメガ3です。

魚を食べる。質のいい油を摂る。
これが、身体の消火剤になる。

この両方があってはじめて
炎症を終わらせることができます。

この視点を持ってもらえたら
炎症とうまく付き合っていけるのではないでしょうか。


冒頭でもお話ししたように炎症は体にとって必要なものなので
全くゼロにはなりません。

けど、悪い生活習慣によって炎症を助長させてしまうと
炎症は全ての病気の根本原因なので
身体に負担となっていきます。

生活習慣、食べるものなど
見直していきましょう!

ってことで、今回はこの辺で。
では、また。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました