遺伝子解析って、結局どうなの?

コラム

最近、遺伝子解析の技術がめちゃくちゃ進化しています。

10年ほど前には 「遺伝子を読み取る技術」 自体は確立していたんですが
その遺伝子が 「何をしているのか?」 までは
実はよく分かっていなかったんです。

でも、AIの発展とともに遺伝子の役割がどんどん解明されてきました。

もはや
「遺伝子は変えられない運命」ではなくなりつつあるんです。

遺伝子を知るのって怖い?

遺伝子解析って聞くと、ちょっと怖いイメージありませんか?

「病気のリスクが分かる?」「寿命まで分かっちゃうの?」

こんな風に考えてしまう人も多いですよね。

実際、20年くらい前に同窓会で遺伝子研究をしている人に会った時
「僕の遺伝子を調べてほしい!」ってワクワクしてたのは僕だけで
周りのみんなは 「自分の未来なんて知りたくない!」 って拒否反応を示してました。

でも、これってちょっと 誤解 なんです。

遺伝子で「未来」が決まるわけじゃない

「遺伝子を調べれば、自分の運命がわかる」

…と思いがちですが、そんな便利なものではありません。

遺伝子解析で分かるのは 「あなたの身体の傾向」 です。

例えば
・糖尿病になりやすい体質か?
・アルコールの分解能力は高いか?
・筋肉がつきやすいか?

こういう 「持って生まれた特徴」 を知ることはできますが
それが必ずしも発現するわけではないんです。

なぜかというと、遺伝子はスイッチみたいなものだから。

「持っている」ことと「発動する」ことは別問題なんですよね。

遺伝子はオン/オフできる

実は、遺伝子って
生活習慣でスイッチのオン・オフを切り替えられるんです。

遺伝子が働くには 「メチル基」 というものがくっつく必要があるんですが
これがついたらスイッチON、つかなかったらスイッチOFFになります。

例えば、このブログでも何度か話題にしている 「オートファジー」。

これも遺伝子に組み込まれている機能なんですが
何を食べるか?どんな生活をするか?
で、発動するかどうかが決まります。

つまり、
遺伝子の影響を受けるかどうかは、自分次第!

遺伝子を「知る」ことは、リスク管理

ここまで話すと、遺伝子解析って 「怖い未来を知るツール」 ではなく
むしろ 「自分をより深く理解するためのツール」 なんだと分かると思います。

例えば

・糖尿病リスクが高いと分かれば、血糖値を意識した食事をする
・アルコール分解が苦手なら、お酒の飲み方を考える
・太りやすい体質なら、適切な運動習慣をつける

こうやって「自分の弱点」を先回りして対策できるわけです。

逆に、遺伝子のせいにして 「運命だから仕方ない」 なんて諦めるのはもったいない!


遺伝子を調べることは、 「未来が決まる」 ことではありません。

むしろ
「自分がどんなキャラクターなのか?」 を知る、いわば 「攻略本」 みたいなもの。

強みを知って活かすもよし
弱点を知って対策するもよし。

どう生きるかは、あなた次第です!

少しでも気になったら、自分の遺伝子を調べてみるのも面白いですよ。

では、また!


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