最近、お子さんに関する健康相談も増えてきました。
僕が漢方を中心にしていた頃は
アトピーの患者さんも多く
お子さんも数人いたのですが
その頃は「いかに不味い漢方を飲ませるか?」が一番の課題(笑)
今なら遺伝子や腸、神経伝達物質の話まで踏み込んでアドバイスできますが
親としては「とにかく早く治してあげたい」という気持ちですよね。
ところが今、増えているのはアトピーだけではありません。
・夜眠れない
・昼夜逆転
・多動で授業が受けられない
・まったく集中できない
・不登校で困っている
僕が関わる薬局でも、本当に精神疾患のお子さんが増えています。
こういった症状を見ると
どうしても「ドーパミン」「セロトニン」「ヒスタミン」の代謝スピードの遅さ・速さなど
“遺伝子のクセ”があるんだろうなと感じます。
血液検査を見て
「この遺伝子が弱そうだから、この栄養素を増やしてみよう」
「これは避けたほうがいい」
というアドバイスをするのですが──
実は、そのアドバイス、親御さんにも当てはまるんです。
子供が持っている遺伝子は、親からのプレゼント
知っていると思いますが、遺伝子は両親から半分ずつ受け継ぎます。
ということは。。。
子供が遺伝子由来の症状を持っているなら
親も50%の確率で同じ傾向を持っているという事。
もちろん親自身に症状が出ていなくても
・ドーパミン代謝が遅い
・ヒスタミン分解が弱い
・セロトニンが作りにくい
など“隠れたクセ”を持っている可能性が高いんです。
だからこそ、お子さんと同時に親も整えると、治りが早くなるわけです。
中医学にも“親子セットで飲む漢方”があります。
例えば子供の癇癪に使う「抑肝散」。
昔から「親も一緒に飲む薬」とされてきました。
理由は遺伝子ではなく
「子が荒れるのは親の気が乱れているから」
という思想ですが
現代的に見ても実は理にかなってます。
アトピーもヒスタミン体質も“親子セットで考えよう”
アトピーのお子さんには
ほぼ間違いなくヒスタミン代謝の弱さがあります。
ということは、親にも同じ傾向がある可能性が高い。
・花粉症
・頭痛持ち
・ブレインフォグ
・お酒に弱い
・じんましんが出やすい
これらはヒスタミン過敏のサインです。
そうなると、お子さんだけでなく親も
・グルテン(小麦)
・カゼイン(乳製品)
・腸を荒らす食品
・炎症を起こす生活習慣
を避けた方が圧倒的に改善が早い。
最近流行っている「ミルクパン粥」のような離乳食も
“グルテン × カゼイン”というダブル刺激なので
敏感な子には合わないこともあります。
トレンドではなく
“体質に合う食事”が何よりも大事ということですね。
親の健康は、子供の未来の健康でもある
これは子供に限らず、親の病気にも言えます。
・アルツハイマー
・認知症
・うつ
・発達傾向
・アレルギー体質
どれも遺伝的傾向を強く受けます。
子供のことを心配するあまり
自分のことを後回しにする人が多いですが
親が整えば、子供も整います。
家庭環境も、食事も、ストレス状態も、睡眠も。
子供のコンディションは親と密接にリンクしているんですね。
子供を治したいなら、まずは親から整える
結局これが一番の近道。
・食事を変える
・炎症を減らす
・腸を改善する
・必要な栄養を補う
・睡眠とストレスを整える
これらを親が実践することで
子供にも自然と良い影響が伝わります。
子供だけ治そうとすると
治療は半分の力しか出ません。
親子で取り組むことで
治り方が驚くほど変わります。
ぜひ、同じように取り組んで見てください。
ってことで、今回はこの辺で
では、また。
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