ケトン体というと
ダイエットや筋トレのイメージを持っている人が多いと思います。
でも実は
ケトン体を使った食事法の歴史をたどると
最初に登場するのは子どもの治療食なんです。
今日はそんな話から始めていきますね。
ケトン食の起源は、てんかんの治療だった
ケトン食が医療の場で使われ始めたのは1920年代のアメリカです。
当時、抗てんかん薬がまだ十分になかった時代に
薬では抑えられない難治性てんかんの子どもたちに対してケトン食が使われ始めました。
「脂質を多く、糖質を極限まで減らす食事をすることで脳の興奮が抑えられ、発作が減る」
という効果が確認されたんです。
なぜケトン体が脳の興奮を抑えるのか
そのメカニズムはまだ完全には解明されていません。
でも100年以上前から
脳とケトン体の関係は注目されていたわけです。
脳とケトン体の相性がいい理由
脳はものすごくエネルギーを使う臓器で
全身のエネルギーの20%を使っています。
そして脳は、血糖とケトン体、両方を燃料として使えます。
面白いのが
ケトン体は血糖よりも効率よく脳のエネルギーになるという点です。
同じ量の材料から
より多くのエネルギーを取り出せる。
しかも血糖と違って急激な上下がない。
つまり脳へのエネルギー供給が安定しやすい。
てんかんだけでなく
アルツハイマー型認知症の研究でも
ケトン体が注目されているのは
この「脳との相性のよさ」が背景にあります。
子どもの癇癪・集中力・発達との関係
ここからが、今の子育て世代に関係してくる話です。
脳のエネルギーが不安定になると
感情のコントロールが難しくなり
集中力が続かない事や
些細な刺激で爆発しやすくなります。
これ、以前の記事で書いた
「癇癪が強い子」の話とつながっています。
血糖値の波が激しい子は
脳へのエネルギー供給も波打ちます。
そのたびに前頭葉の働きが落ちて
感情のブレーキが効きにくくなる。
ケトン体を使える身体になると
血糖が下がっても脳のエネルギーがケトン体で補われるので
この波が小さくなります。
「うちの子、朝ごはんを食べてもすぐ機嫌が悪くなる」
「食事の間が空くと別人みたいになる」
そういうお子さんの場合
糖質中心の食事で血糖値が乱れていることが多いです。
もちろん子どもに厳しいケトン食をさせる必要はありません。
でも糖質の質と量を見直す
タンパク質と脂質をしっかり入れるだけでも
脳のエネルギーの安定度はかなり変わってきます。
実際
お菓子ばかり食べて食事をおろそかにしていたお子様が
お菓子を自家製のチーズケーキやプリンに置き換えて
食事をしっかり食べるようにしてみたところ
驚くほど症状が回復した
というお子さんもいました。
自分には関係ない?
ケトン体の話をすると、よく言われるのがこれです。
「糖質制限は極端すぎる気がして」
「続けられる自信がない」
「家族がいるから食事を変えにくい」
気持ちはよくわかります。
でも
ケトン食と糖質制限は
イコールじゃありません。
大事なのは
「糖質をゼロにする」
ことじゃなくて
「ケトン体回路を動かせる身体を作る」
こと。
そのためには
まず自分の身体が今どんな状態なのかを知ることが一番の近道です。
ケトン体が実際に出ているのか
血糖はどんな波を描いているのか
数値として見てみると
「あ、思ったよりこういう状態なんだ」
という発見が必ずあります。
まず「実験」してみる、という選択肢
完璧な食事法を探すより
自分の身体で試してみる方が早いです。
ケトン体は測れます。
血糖値も測れます。
食事を変えたら数値がどう動くか
自分の身体がどう反応するか
それを確かめていくのが「実験」のおもしろさだと思っています。
「正解を探して始められない」より
「まずデータを取ってみる」
その地道な実験こそ
自分に合ったやり方を見つける最短経路です。
ちょっと試してみようかな
くらいの気持ちで
いろいろ実験してみてください。
ってことで、今回はこの辺で。
では、また。
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