コーヒーを毎日飲んでしまう場合の注意点

コラム

毎朝コーヒーを飲みますか?

僕はコーヒーよりも紅茶派なんだけど
最近はコーヒーの美味しさがわかってきて
豆を自分で挽いて飲んだりします。
(豆選びも楽しい!笑)

僕のように、嗜好品としてコーヒーを時々飲む
というのであれば問題ないのですが
毎朝コーヒーを飲まないとやってられらない!

という場合には
もしかしたら、身体からのSOSかもしれないので
今回の話を参考にしてみてください。

コーヒーが手放せない場合どんな事が考えられる?

先に
コーヒーを手放せない人が抱えているかもしれない問題
を、言っておくと

・副腎の疲労
・消化酵素の分泌低下


が、考えられます。

思い当たる症状がある場合には
注意して生活してみましょう。

何故そう言えるのか?
も、気になると思いますが

その前に、コーヒーについて知る事から始めましょう。

コーヒーとは

上の綺麗な白色の花は、なんとコーヒーの花。
横に写っている赤色の身は、コーヒーの実です。

この実の種を焙煎して
お湯で抽出したものをコーヒーとして飲んでいるわけですが

コーヒーで一番有名な栄養素はやっぱり

『カフェイン』

このカフェインが現代人にとって必要不可欠となっている場合があるかもしれません。

カフェイン

カフェインというのは実は医薬品としても使われる事があり
効能効果として
中枢興奮作用、強心・利尿作用、胃酸分泌促進作用、平滑筋弛緩作用

と、いうのが添付文書(薬の説明書き)には載っています。

医薬品として使う場合には
1回100mg〜300mgを1日2〜3回飲むのですが

薬剤師として働いていた期間で、カフェインを触ったのは2,3回しかなく
そこまでメジャーな薬ではありません。

ちなみに
コーヒー1杯に含まれるカフェインの量は90mgほどであると言われており
医薬品と同等くらいのカフェイン量が含まれています。

医薬量というのは、病気の人が飲む量なので
医薬品と同等の量が入ってると考えると
コーヒーに含まれるカフェイン量は、正常な人が飲む場合気をつけた方がいいかもしれない・・・
と、思いませんか?

副腎の疲労

コーヒーを手放せない人が陥りやすい状態その①が副腎疲労です。

最近とても患者数が伸びている症状ですが
まだ日本の病院ではメジャーではありません。

副腎疲労というのは、その名の通り副腎という臓器が疲労している状態の事なのです。

どんな症状が起こってくるのか知っておきましょう。

副腎とは?

あまり副腎という臓器は有名ではありませんが
人の身体の中で、なくてはならない臓器の一つです。

働きは主に2つあり
一つ目が、アドレナリンを出す
二つ目が、コルチゾールを出す
です。

アドレナリンというのは、交感神経を興奮させ、身体を活動状態にさせるホルモンで
コルチゾールというのは、ステロイドホルモンであり、炎症を抑えてくれる働きがあります。

両方とも身体にはなくてはならないホルモンなのですが
副腎が疲労してしまうと、アドレナリンもコルチゾールもうまく分泌する事ができません。

アドレナリンが少なくなれば
活動する事が億劫になり、朝目覚めてから活動するまでの時間が長くかかってしまったり
日中眠気が出てきたり、やる気が起きないという事が起こってきます。

コルチゾールが少なくなれば
炎症を抑える事ができなくなり、アレルギー疾患(花粉症やアトピーなど)が酷くなったり
炎症性の疾患が悪化したりします。

もし
寝ても寝ても疲れが取れないという場合や
今まで花粉症じゃなかったのに急に症状が出だした!
昼間眠すぎてツラい
という場合には、副腎疲労を疑ってみてもいいかもしれません。

ホルモンの材料

ちなみに、コルチゾールは炎症を抑制するだけでなく
身体の中のホルモンの材料にもなります。

有名なところでいうと
テストステロン(男性ホルモン)や、エストロゲン(女性ホルモン)が、このコルチゾールから作られます。

男性ホルモンや女性ホルモンなどの性ホルモンの分泌が下がると
不妊症や生理不順、PMSなどの原因になってしまいます。

最近は生理に問題を抱えている女性が増えていますし
不妊症の夫婦も増えてきています。

もしかしたら
副腎疲労のせいでそうなっているかもしれないので
ぜひ、自分自身を見直してみてください。

副腎疲労とコーヒー

副腎疲労とコーヒーになんの関係があるのか?
というと

コーヒーに含まれるカフェインには、副腎に働きかける事により
副腎からアドレナリンやコルチゾールを出す手伝いをしているのです。

上の文章だけ読むと、カフェインはなんだかいい事をしてそうなイメージがありますが

疲れている副腎を無理やり働かせてアドレナリンやコルチゾールを出させている。

と言い変える事もできます。

つまり、カフェインによって副腎はどんどん疲弊していくという事になるんです。

副腎疲労の対処法

コーヒーに含まれるカフェインが副腎を刺激して
副腎を疲れさせているのはわかった。

じゃぁ、コーヒーを飲まないようにすればいいのか?

というと、それは根本解決にはなっていません。

何故、副腎が疲れてしまうのか?
という事を考えていかないといけないんですね。

副腎が疲れてしまう一番の原因は、ストレスです。

実は
アドレナリンもコルチゾールも
ストレスに対抗するために出されるホルモンという側面もあるのです。

ストレスがかかると?

ストレスがかかると、身体はどんな反応をしますか?
ピアノの発表会や、入試やテスト、徒競走のスタート時などを思い描いてみてください。

手汗をかいたり
心臓がバクバクしたり
思考力が上がり、脳の回転が良くなったりしませんか?

逃げ出したい気持ちもありつつ
なにくそ!っと頑張ったり

集中力を高めて神経を研ぎ澄ます
という事もあるかと思います。

これらが、ストレスを感じた時に起こる身体の反応です。

これらの原因は
アドレナリンによるもの。

アドレナリンが、交感神経を興奮させ
交感神経優位な状態になるからこそ起こってくる症状なんです。

ストレス過多

これらの反応は、別に悪いわけではありません。

ピアノの発表会やテスト、徒競走の前には
リラックスしてー!

なんて言われますが
完全にリラックスした状態になってしまうと、頭の回転は落ちパフォーマンスが下がります。

アドレナリンが働き、交感神経が優位になる事は
何かに挑む時には絶対に必要な事なんですね。

しかし
現代社会において、ストレスは至る所に存在します。

会社や学校などでは
ストレスがない事の方が難しいという場合も多いのではないのでしょうか?

人は、ストレスがかかるとアドレナリンが副腎から出てきます。
この反応自体は普通なのですが、最近はストレスがかかる状況がありすぎて
副腎がどんどんアドレナリンやコルチゾールを出しストレスに対抗しようとします。

その結果、副腎が休まる時間がなくなり、副腎疲労になってしまう
というわけです。

副腎疲労の対処法

では、副腎疲労になってしまった場合にはどうすればいいのか?
というと

答えは簡単
『ストレスを溜めないようにする』
です。

いやいや、ストレスを溜めないようにするって
それができないから困ってるんだよ!!

って、そうですよね。

ストレスを溜めないようにしてください!
っていうアドバイスほど、意味のないアドバイスはありません。

では、どうしましょうか?

肩代わりする

その答えも簡単です。

身体のストレス対策係りを、今は副腎だけに任せていますが
他にもストレス対策係りを作ってしまえばいいんです。

え!
そんなのあるの??

って、あるんです。

それがあの有名なビタミンC

ビタミンCは、抗ストレス作用も備えているんですね。

ビタミンCを積極的に摂取する事で
ビタミンCがストレスを除去してくれるので、副腎を休ませる事ができる
というわけなんです。

どれくらい必要?

ビタミンCは、人によって必要量がまったく異なります。

それもそのはずで、ストレスの量というのは人によって様々だからです。

しかも同じ人であっても
ストレスが多い日もあれば、ノーストレスな日もあるでしょう。

なので
日によって必要量が異なってくる事もわかると思います。

ビタミンCは、これ以外にも
体内の炎症を止める働きもあるので
体内の炎症がひどい場合には量が多く必要になってきますし

ウイルスや細菌をやっつける働きもあるので
これらの感染があれば、より多くの量が必要になってきます。

あなたにはこれだけの量が必要ですよ!

っていうのが言いにくいビタミンなんですね。

必要量を見つける方法

現代人では
ビタミンCの必要量が多い場合が多いです。

しかも、調節できた方がいいので
粉のビタミンCのサプリメントを使ってみましょう。

僕が飲んでいるビタミンCはこちら

これを、毎日『適当』に飲んでいます。

大切な事は、グラム単位で飲む事。

1gで足りる人もいれば、10gでも足りない人もいます。

ひとまず1gくらいから試してみて
下痢をする場合には飲み過ぎですので減らすようにしてみてください。

慣れてくると
今日はストレスが多かった
とか
今日はなんだか疲れた

という場合に、いつもよりも多めの量を飲むという事ができるようになってきます。

細かい量は気にせずに『適当』に飲んでみましょう。

消化機能が弱っている

コーヒーを手放せない人が陥りやすい状態②が消化機能の低下です。

食後にコーヒーや紅茶、緑茶などを飲む習慣があると思いますが
実を言うと、これはカフェインによる消化酵素分泌作用を期待しているんです。

もちろん
昔の人は、コーヒーや紅茶にカフェインが含まれていて。。。
という事は知らなかったと思いますが

食後にコーヒーや紅茶を飲むと
(胃が)スッキリするというのを体感でわかっていたんだと思います。

昔の人の知恵というか、身体に起こる事を敏感に感じ取る力っていうのは
ホントすごいですね。

胃腸を荒らす事には注意

消化酵素を出してくれるカフェインですが
この消化酵素には、胃酸も含まれています。

胃が弱っている場合には、胃から出る胃酸によって
胃がさらに荒れてしまうという事にもなりかねません。

消化を助けてくれるありがたい働きもありますが
それ以上に胃を荒らす事もあるので、胃が弱い場合には飲むのを控えるようにする方がいいでしょう。

消化酵素

消化機能が落ちていて、消化酵素を出すためにカフェインが必要という場合

胃腸がちゃんと作られていない可能性があります。

胃腸を正常に戻す場合には
なんといってもタンパク質を食べる事が重要です。

身体は基本的にタンパク質でできており
タンパク質が不足すると身体を作る事ができません。

現代人は、糖質過多な食生活を送っている場合が多いので
相対的にタンパク質不足の人が大半です。

コーヒー関係なく胃腸が弱いなぁ
という場合も、タンパク質不足の可能性があるので
しっかり食べるようにしましょう。

どれくらい食べる?

タンパク質の摂取量の目安は
体重と同じグラム数です。

体重が60kgである場合は、60g必要
というように、自分の体重と同じだけの量を食べるようにしましょう。

ただし、これもあくまで目安の量です。

デスクワークの人もいれば、肉体労働をしている人もいます。

当たり前ですが、身体を動かす事が多い場合には
その分筋肉のタンパク質の需要が増えますので
その分多めに食べる事が必要になってきます。

ただし、少なくてもいい事はないので
多め多めを心がけて摂取するようにしましょう。

やっぱりプロテイン

タンパク質をたくさん食べようとすると
どうしても食費がかさみます。

やはり手っ取り早くタンパク質を補給するとなれば
プロテインが一番手軽だと思います。

毎朝の朝食をプロテインに置き換えると
炭水化物中心となりがちな朝食をタンパク質中心に変更できるのでとてもオススメです。

オススメのプロテイン

僕がいつも飲んでいるプロテインはこちら

味がついているタイプがいいなら
こちらがオススメ。

プロテインはいろんな種類があるので
いろいろ試してみるのもいいと思います。

まとめ

コーヒーが手放せない人が陥りやすい状態は、どうでしたか?
あなたに当てはまっていませんか?

今回は、コーヒーについて書いていますが
僕みたいに紅茶派で、朝に紅茶が手放せない!
という場合や
食後に紅茶は必須!
っていう場合でも同じです。

コーヒーに含まれるカフェイン量と紅茶に含まれるカフェイン量はほとんど同じだけ入っているので
どちらも、1杯飲めば、医薬品量のカフェインを摂取する事になります。

ちなみに、エスプレッソや玉露になってくると
もっと多いカフェイン量が含まれています。

コーヒーは身体にいい!

なんてテレビや広告では言っていますが
好きだから飲むというのであれば問題ありませんが
健康のために飲むというのは辞めた方がいいでしょう。

今回の話を参考にして
コーヒーが手放せないのであれば
身体の不調があるかもしれないので対策をしてみてください!

という事で今回はこの辺で
よっぴー


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