1型糖尿病と2型糖尿病

病気のあれこれ

僕の身体は血糖値の変動がほんとすごくて
お米なんて食べるとすぐ200くらいに上がってしまいます。

いろいろ血糖値が上がらない方法なんかも試してみているのですが
炭水化物を食べるとどうしても上がりますね。

血糖値を測り始めたのはもう5年くらい前になるのですが
いろいろ試してはいるものの
あんまり状態は変わっていません。

ただ、最近は空腹時血糖が70台をキープできています。

体内のインスリン濃度が低めなので
もしかしたら1型の糖尿病の可能性?

なんて思いつつも
日々身体を測っているんですが

1型糖尿病って実は、後天的にもなるんです。

しかも
知られていないだけで
30歳以降の1型糖尿病患者さんは結構な数存在しています。

後天的になる原因として
ウイルス感染が原因ではないか?
なんて考えられていますがよくわかっていないのが現状です。

自己免疫疾患なので
体内の炎症を抑える事が一番重要なため
炎症の可能性のある物質を排除していく事が重要なんですね。

糖尿病と一括りにされがちですが
糖尿病では1型と2型で病態が全然違います。

1型糖尿病は
インスリンを出す膵臓のβ細胞を
免疫が攻撃し、破壊してしまうため
膵臓がインスリンを出せなくなってしまう疾患なのに対し

2型糖尿病は
インスリンが身体の各組織で働かなくなる疾患です。

インスリンは
血中のブドウ糖を各組織の中に取り込む働きをしており
組織の中にブドウ糖を取り込むため血糖値が下がります。

ブドウ糖はエネルギーの素なのですが
筋肉がエネルギーを求めていたとしても
インスリンがなければブドウ糖は筋肉組織に入る事ができません。

逆に、インスリンがあれば
筋肉内にブドウ糖をどんどん送り込みます。

2型糖尿病は、血中のブドウ糖が過剰なため
筋肉側が必要とする以上のブドウ糖が筋肉内に入ってきます。

なので筋肉はインスリンを拒否しはじめ
ちょっとやそっとのインスリン量では反応しなくなる病気なんです。

つまり
糖尿病がひどくなるとインスリン注射が必要
と、思っている場合も多いと思いますが
(医者ですらそう思っています)

それは1型糖尿病の話であって
2型糖尿病の場合は
インスリン量は健常人よりも多く分泌されているため
インスリン抵抗性を改善していく必要があるという事がわかります。

なので、まずは食事を改善し
血中のブドウ糖の量を減らし
筋肉側に、ブドウ糖が欲しい!
と、言わせなければいけません。

インスリン注射をして血糖値を無理やり下げればいいというわけじゃないんです。

ちなみに糖尿病が何故危険かというと
血管にダメージを与えるからです。

糖というのは寂しがりやなので
身体の色々な組織や細胞とくっ付きます。

糖と細胞がくっついたものを
最近ではAGEs(最終糖化産物)なんて言いますが

正常な細胞に糖がくっついてしまうと
細胞は本来の働きをする事ができません。

身体の中に糖が一番存在する場所は血液の中なので
血管と糖が結びついて
血管がうまく機能しなくなります。

血管の機能は伸縮性なので
伸縮性が失われれば出血しやすくなります。

なので
毛細血管が多い網膜や
血液を濾過するために血管が密集している腎臓や
心臓から遠く地面からの衝撃も多い足の血管

に、障害が起こってくるわけなんですが
血管はもちろん全身にあるので

これ以外にも
・アルツハイマー
・ガン
・肝疾患
・感染症
・皮膚病
・生殖障害
・多嚢胞

などなど挙げればキリがありませんが
これらは糖尿病や高血糖が原因で起こってきます。

僕が口酸っぱく砂糖を食べるな!!
と、言っているのは

糖尿病にならないためではなく
全身の細胞を守るためなんですね。

AGEsは除去するのにかなり時間がかかるので
なるべく作らないように生活していきましょう!


【今日の研究結果まとめ】
・糖尿病は、血管の病気なので全身病である
・2型糖尿病はインスリンを打てば治るわけではない
・糖尿病は、さまざまな病気の原因である



【心と身体研究所よりお知らせ】

栄養と身体の基礎を今のうちに知っておきませんか?

健康って何が正しいのかわからない!

そんな初心者さんでも安心!
栄養学講座始めました。

無料なので、ぜひ知識を付けてみてください。

【心と身体研究所のミッション】

ちょっとした不調なら自分自信で治せる
健康を医者に丸投げしない!
そんな人たちを増やし、お手伝いします。

【心と身体研究所の公式メールマガジン】

▷▶︎【ココラボ研究室】◀︎◁


error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました