血圧のジェットコースター

コラム

歌手の中山美穂さんが亡くなったそうで

中山美穂さんといえば、WANDSと歌っている
『世界中の誰よりきっと』
しか知らないなぁ。。。

と、YouTubeで曲を探してみたんですが
他には『ただ泣きたくなるの』しか知りませんでした。

昔はカラオケで自分が歌える曲意外はあんまり興味なかったので
女性歌手ってあんまり聞いて来なかったんですよね。

女性歌手で知ってるのはアニソンばっかりなよっぴーです笑

さて、そんな中山美穂さんの死因はなんと
ヒートショックだそうで

今日はそんなヒートショックのメカニズムをお話ししていきます!


ヒートショックとは

急激な温度変化によって心臓や血管に負担がかかるために起こる症状で心筋梗塞や脳卒中の原因

と言われています。

ヒートショックで注意しなければいけないのは2つ。

寒いところから暖かいところに行った時の血流量の低下
暖かいところから寒いところへ行った時の血流速度の上昇です。

寒い→熱いは危険

まず、寒いところにいると体温を外に逃がさないように
血管は小さくなり心拍数も少なくなります。

山奥の湧き水くらい量も少なくちょろちょろ流れている

こんな状態が冬の寒い時の身体です。

そんな時に暖かいお風呂に入れば
お湯に触れた皮膚の表面は熱を逃すために血管が広がります。

皮膚の表面の血管っていうのは静脈が通っていて
静脈というのは、心臓に戻っていく血液がある場所です。

静脈の血管が広がるという事は
心臓に戻っていくハズだった血を血管に溜め込んでしまう
という事なので
心臓へ戻る血の量が減るんです。

スターリンの法則

心臓っていうのは
血を全身に送り出している臓器ですが

当たり前なんですが
心臓に入ってきた分の血液しか全身には送れません。

静脈が広がって心臓に戻ってくる血の量が減ってしまえば
血を送り出す量が減ってしまうんですね。

つまり
行ったっきり戻ってこない
そんな状態が数秒間続くことになります。

この間、全身では血が足りなくなり
脳では貧血が起こってフラフラし
各臓器では機能不全が起こってしまうんです。

これを
『スターリンの法則』
なんて言いますが

ずーっと座ってて
いきなり立ち上がったら立ちくらみがするのと同じ仕組みです。

この血を送り出せずフラフラが強く出て意識を失ってしまった時に
倒れて頭をぶつけたり
顔からお湯にダイブしてしまって息ができなくなってしまうと
命の危険があるっていう事なんです。

熱い→寒いも危険

ヒートショックは、逆パターンも危険です。

お風呂に入っている時っていうのは
心拍数が増え、血管も広がり全身の血流量が増えています。

大雨の後、今にも反乱しそうな大きな川

みたいな感じです。

そんな時に
寒い脱衣所や、廊下に出てしまうと
身体の表面の血管から小さくなっていきます。

さっきとは逆パターンが起こるわけですね。

血流量が多いにも関わらず静脈の血管が小さくなるので

猛スピードで突っ込んできた車がコーナーを曲がりきれない
3車線あった道路を猛スピードで飛ばしてきたら
いきなり10m先から1車線に減ってる

こんな事が起こるわけですね。

そりゃー
毛細血管はやぶれ
心臓は血を押し出したくても押し出せない
という状態になってしまいます。

無理やり血を流せば
血管が破れて、脳卒中が起こったり

血管に張り付いているコレステロールが剥がれ
毛細血管に詰まってしまって心筋梗塞や脳梗塞
なんかが起こってしまうわけです。

とはいえ。。。

冬になるとヒートショックの話が毎年出てきますし
今はホットな話題なだけあって言葉を聞く機会も多いと思うんですが
僕はそんなに気にする必要はないと思っています。

温度の変化で影響があるのは
空気に触れる表面の血管のみであり

言うほど血流量変わるもんか?
と、疑問だからですね。

僕のブログを読んでくれているなら
身体のケアは少なからずしていると思うので
おそらく大丈夫だと思います。

気をつけるべきは以下の3パターン。

・身体がかなり弱っている(年齢問わず)
・立ちくらみをよく起こす
・血管に炎症が起こっている

この3パターンの中で
血管に炎症が起こってる人は特に気をつけた方がいいのは確か。

若い人でも注意!

なんて言われますが
血管や身体に炎症が起こっている人は現代人めっちゃ多いので
まぁ、仕方ないのかなぁなんて思います。

ちなみに。。。

世間では、『ととのう』という入浴?方法があり
今日もどこかでサウナー達は、80度近いサウナに入った後
20度前後の水風呂に入っています。

あれ?
ヒートショックは?

という疑問が出て来ますが笑

おそらく『ととのって』いる人たちも
ヒートショックが起こっているハズです。

これは上でも話したように
『熱い→寒い』によって
大幅な血流速度増加が予想されるからです。

『ととのう』
と言いながら毛細血管破れまくってたらアホみたいですし

血管に張り付いたコレステロールを無理やり剥がして
毛細血管が詰まってしまったら
それこそ、心筋梗塞、脳梗塞でポックリです。

ま!
健康な人は『ととのう』をする事で
血管を強くしている事も考えられるので
(血管も筋肉なので鍛えれば強くなる)

健康法は人によってみんな違う

と、言う事を忘れずに
自分の状態を見ながらいろんな健康法は実践していきましょ!

健康な人であれば
血管の掃除もできているハズなので
『ととのう』もいい健康法だと思います。

まぁ、けど
急激な変化は、血糖値と同様身体は嫌がるハズなので
健康目的でやるのは辞めた方がいいのではないか?
なんて思ったりしますけどね。
(僕はやりません)

と言う事で今回はこの辺で
では、また


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