「力を入れるのは簡単だけど、抜くのは難しい。」
これは施術や健康相談をしてきた中で、僕がずっと感じていることです。
あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか。
相談に来られる人の多くも
“力が抜けない状態”
になっている事が多く
・肩に力が入る
・呼吸が浅い
・常に頭が働いている
・寝ても休まった気がしない
そんな状態が“当たり前”になってしまっている事が多いんですね。
力を抜くのは「自然」ではなく、かなり高度な技術
人間の身体って面白くて
力を入れるのは、実は反射の世界。
危険やストレスがあれば勝手に筋肉は硬くなります。
でも、力を抜くのは違う。
脳が「もう大丈夫だよ」と判断しない限り、緩まないんです。
おそらくあなたのイメージは
力を入れるためにはとてもエネルギーが必要で
緩む時にはそのエネルギーを止めれば良い。
そう考えてしまいそうですが
実は、違って
筋肉を緩ませるためには
力を入れる以上にエネルギーを使うんです。
現代人は、疲れている人が多く
エネルギーであるATPが不足している人が多いので
『体が弱っているから緩まない』
という、感覚的には逆なことが起きているんです。
緊張が続くと、体はどんどん「力を入れたまま」になっていく
筋肉って使い続けるほど硬くなります。
これは単に疲労だけでなく
・カルシウムが細胞内に残り続ける
・交感神経が緩まない
・血流が落ちる
・ATPが不足して弛緩できない
という生化学的な理由もあります。
さっきも触れましたが
筋肉が緩むのにはATPが必要です。
ストレス状態ではまず命を守る方にエネルギーが回されるので
緩ませる方にエネルギーを使えなくなるんですね。
だから
「リラックスしたいのにできない」
「寝ても寝ても回復しない」
という事が起こってくる。
抜くためには、まず“余白”が必要
力を抜くには
“身体に余裕があること”
が前提です。
・十分な睡眠
・しっかりした食事
・血糖値が安定していること
・ミトコンドリアが元気なこと
・深い呼吸ができること
・安心できる環境
このどれが欠けても、体は“警戒モード”から抜けられません。
逆にいうと
余裕を作るだけで、勝手に力は抜けていきます。
「マッサージに行ってもすぐ戻る」
という人の多くが
実は筋肉ではなく“生化学的な余力不足”だったりするんです。
力を抜ける身体は、強い身体
現代の健康法ってどうしても
“頑張る方向”
に偏りがち。
・筋トレしよう
・食事に気をつけよう
・サプリを足そう
・運動量を増やそう
もちろん大事なことですが
緩める力が弱い人は、何を足しても回復しません。
だって、リラックスできないと
・修復ができない
・毒素が排泄できない
・ホルモンが整わない
・免疫が働かない
身体が治る時間そのものが減ってしまうからです。
本当に健康な人って
実は「抜ける人」なんですね。
僕に
“マグネシウムが足りないよ!“
と言われた人は多いと思いますが
マグネシウムは筋肉を弛緩させる栄養素
というだけでなく
緩めるのに必要なATPを作る際にも
とても重要な栄養素です。
現代人はマグネシウム不足が本当に多いので
あなたも積極的に補うように心がけて見てください。
ってことで今回はこの辺で
では、また。
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