「薬は飲んでいるのに落ち着かない」
「集中力がないまま」
「不安やイライラが強くなった気がする」
西洋医学でなかなか良くならないから別の方法を探している
そんな人が近年増えてきているように思います。
そして別の方法として行き着くのが
漢方薬だったり栄養学だったりするんですよね。
多くの場合、精神科では
ドーパミンやノルアドレナリンの働きを整える治療が中心になります。
・集中力がない
・落ち着きがない
・やる気が出ない
こういった症状は、確かにこの2つの神経伝達物質と深く関係しています。
でも——
それだけでは説明がつかないケースが、やっぱりあるんです。
「興奮しすぎて疲れ切っている脳」
もしあなたのお子さんに、こんな様子があったらどうでしょうか。
・音や光に敏感
・ちょっとしたことでパニックになる
・疲れているのに眠れない
・夜になると不安やイライラが強くなる
・集中力がないというより、頭がずっとザワザワしている
このタイプの場合
ドーパミン不足というより
脳が興奮しすぎている可能性があります。
ここで関わってくるのが
『グルタミン酸』です。
グルタミン酸は「悪者」ではありません
グルタミン酸は、脳の中で
・学習
・記憶
・注意力
を支える、とても大切な神経伝達物質です。
問題になるのは多すぎるとき。
ブレーキ役であるGABAが弱かったり
処理しきれない状態になると
・興奮が止まらない
・脳が休めない
・常に緊張している
という状態になります。
これは
「集中力がない」のではなく
集中できないほど脳が疲れている状態です。
なぜ治療が噛み合わなくなるのか
このタイプの子に対して
・ドーパミンを増やす
・ノルアドレナリンを刺激する
・鉄を補う
というアプローチをすると
・少し良くなる
・逆に不安定になる
・イライラが増える
といったことが起きやすくなります。
理由はシンプルで
これらはアクセルを踏む治療だから。
すでにエンジンが回りすぎているのに
さらにアクセルを踏んでも良くなるわけがありません。
親御さんから見ると
「ちゃんと治療しているのに…」
「前より扱いにくくなった気がする…」
と、不安になりますよね。
ここでも大切なのは「体の状態」
グルタミン酸が過剰になりやすい背景には
・腸内環境の乱れ
・炎症
・血糖値の乱高下
・睡眠不足
・食生活の影響
が、ほぼ必ず絡んでいます。
つまりこれは
脳だけの問題ではなく、体全体の問題なんです。
「効かない」のは、あなたのせいじゃない
ここで一番伝えたいのは
「今の治療が合っていない=失敗」
ではない、ということ。
・その子のタイプ
・今の体の状態
・興奮が強いのか、エネルギー不足なのか
これを見直すタイミングなだけかもしれません。
もし、思い当たることがあったら
もしこの記事を読んで
「うちの子、当てはまるかも…」
「鉄を入れてから、逆に不安定になった気がする」
そう感じたなら
一度
血液データや生活習慣を含めて、全体像を見直す
という選択肢もあります。
正解は一つではありませんし
焦る必要もありません。
ただ
「別の見方もある」
と知っているだけで、選択肢は広がるし
心に余裕ができてきます。
心の問題ってなかなか治すのが難しいので
いろんな角度からアプローチしていきましょう!
って事で、今回はこの辺で
では、また。
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