梅雨の体調不良、おそらくコレが原因です。

コラム

「梅雨」と言いつつ
今年は全然雨が降りませんね。

秋に実る果物が小さくなりそうで
うちの梨も大丈夫かな。。。
と少し心配しています。

ただ
雨が降らなくても、湿気はしっかりやってきていて
この時期、体調を崩す方が毎年一定数いらっしゃいます。

最近も立て続けに、体調不良のご相談がありました。

やっぱり湿気って
思っている以上に身体に負担をかけているんですよね。

梅雨は“カビ対策”の季節

日本には四季があって
気温や湿度が季節によって大きく変わります。

だからこそ
『季節ごとの養生』がとても大切。

なかでも梅雨の養生のキーワードは
『カビ対策』です。

この時期、常温で置いていた食べ物に
「気づいたらカビが…!」なんてこと
よくありますよね。

でも実は
カビが生えてこない食品の方が怖かったりもするんです(保存料たっぷり…)。

そして、もっと重要なのが
カビは体の中にも住んでいるという事実。

カビ=真菌。身体に住む“見えない住人”

カビのことを、医学的には真菌と呼びます。

例えば
この時期に増えてくる“水虫”も真菌による感染症。

皮膚の表面に住みつくタイプですね。

一方、身体の中に住みつくカビもいます。

代表的なのが、カンジダという真菌。

医療関係者の方なら
「口腔カンジダ」や「膣カンジダ」を思い浮かべるかもしれませんが
腸内にもカンジダは存在し
腸内フローラのバランスを乱す存在として注目されています。

腸内にカンジダが増えるとどうなる?

カンジダが腸内で増えると、様々な問題が起こります。
・鉄やマグネシウムなどのミネラルを奪う
・腸の粘膜を傷つけて炎症(リーキーガット)を引き起こす
・甘いものが欲しくなる(カンジダは糖質大好き)

実際、甘党の人の腸内を見てみると
かなりの確率でカンジダだらけというケースが多いです。

「どうしても甘いものをやめられない…」というあなた
もしかするとカンジダに操られているのかもしれません。

カビが出す毒素=“アルデヒド”が体調を乱す

さらに厄介なのは
カビ類が“毒素”を出すという点です。

中でも有名なのが「アルデヒド」。

これはアルコールを分解する時にも発生する物質で

例えば
・顔が赤くなる
・動悸がする
・頭が痛い
・吐き気がする

など、お酒を飲んだ時のような不調が出てくるんです。

実際、アルコールに弱い体質の人(顔が赤くなるタイプ)は
カビが出すアルデヒドの解毒も苦手な傾向があります。

つまり、お酒が弱い人ほど
体内のカビ毒にも敏感な体質である可能性が高いということ。

そんな方は、特にカビ対策を意識して過ごしていただきたい時期です。

梅雨時期の“簡単カビ対策”

まずできることは、糖質を控えることです。

カンジダを含むカビ類はブドウ糖が大好物。

彼らにエサを与えないよう
梅雨の時期は特に甘いものを控えるのがポイント。

・甘いお菓子
・果物の摂りすぎ
・清涼飲料水

こういったものを控えるだけでも
体調の不調感が「なんとなく軽くなる」ことがあります。


次回は「カビを防ぐ具体的な食生活」について

今回は、体内に潜むカビ(真菌)が
いかに梅雨時期の不調や甘いものへの欲求
さらにはメンタルや免疫にも関係しているかをお伝えしました。

次回はこの続きを。

ナッツやコーヒー、乾物などに潜む“見えないカビ”と
それをどう防ぐか?についてお話していきます。

「なんとなく不調」の正体が、きっと見えてきますよ。

それではまた次回の更新で。
身体の声、聞いてあげてくださいね。


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