健康相談をしている時
『何から始めたらいいのかわからない』
という事を言う人がいます。
また、健康についてとても詳しく、サプリなんかも調べて飲んでいるという人であっても
初めにやっておかなければいけないベースの部分をおろそかにしている人もいるのが事実。
それもそのはずで、ネットの特性上
このサプリがいい!このビタミンがオススメ!
なんていう情報が多く、注目も集めやすい。
テレビCMも何かを売るために作られているので
ある特定の栄養素にフォーカスを当てて健康にいい!と言っている事ばかり。
肝心のベースというか基本の部分をすっ飛ばしてサプリメントを飲んだところでお金の無駄遣いになってしまっている
なんて事もよくあるのが現実です。
この記事を見ているという事は
おそらくあなたは
別に病気を持っているわけではなく何かしら健康には気をつけないとなぁ。。。
なんて漠然と思っている状態なんだと思います。
健康には興味あるけど、好きなモノを食べたいし
健康のために、そこまでお金をかける気はない。
けど、ちょっとした事で健康を維持できるならやってみても良いかな。
そんな状態だとしたら、是非最後まで読んでいってください。
きっと、あなたに必要な情報が載っていますよ!
変えるべきポイントはここだ!
結論を先に言ってしまうと
あなたが健康を意識し始めた時に最初にする事は
家に置いてある調味料を全て変更する事です。
病気とは、基本的には生活習慣によって生み出され、日々の食生活によって悪化していきます。
毎日食べるモノを変更するとなると、なかなかハードルが高く
いきなりこれを食べるな!これを食べろ!
なんて言われても、じゃぁいいや。
と、なりかねません。
けれど、家の調味料を変えるだけであれば
食べるモノを変える必要もないし、健康に良いと言われているけれど値段の張るオーガニックを選ぶ必要もない。
意識するのは、調味料を買う時だけ。
買った調味料は好きなだけ使ってもらってもかまわないので
塩辛い味付けが好きなのであれば、そうしてもらって問題ないし
甘い味付けが好きなのであれば、そうしてもらっても問題ありません。
これなら誰でもできるハズです。
何をどう変える?
具体的に変更する調味料は
・塩
・醤油
・砂糖
・味醂
・お酒
・油
この6種類。
何も考えずに調味料を買っている場合、使えば使うほど、自炊すればするほど、健康から遠のいていってしまうので
捨てるのなんて勿体無い!
なんて言わず、今すぐ新しいものに変更する事をオススメします。
塩
塩と言えば、おそらく塩化ナトリウムの事を塩と思っている場合も多いと思います。
けれど、塩を正確にいうと、海水から精製した白い結晶の事で
そこには塩化ナトリウム以外の物質もたくさん含まれています。
高血圧患者の推移表を見ると
高血圧患者は、年々増えていっている事がわかります。
ということは、年々人の血圧は上がっていってるのか?
と、思いがちですが実はそうではありません。
こんな感じで、人の血圧というのは年々下がっていっている事がわかります。
これは、血圧の基準値が低くなった事で、今までなら血圧は普通ですよ。
と、言われてきた人たちが軒並み高血圧です!
と、言われるようになったのが原因なのですが、今回はそこは置いておき。
血圧が高くなる原因についてお話ししていきましょう。
血圧が高くなる原因
血圧が高くなる原因は、塩の摂りすぎだ!
と、言われていますが、ここで言われている塩とは、塩化ナトリウムの事です。
身体というのは、バランスを取る事で健康を維持しているので
身体の中のミネラルバランスが崩れると様々なところで不都合が生じてきます。
その一つが血圧です。
身体のミネラルバランスは
表だと見にくいにで、文字にすると
ナトリウムが0.15%
カリウムが0.2%
マグネシウムが0.05%
というバランスで身体の中には存在しています。
この割合で食べ物から摂取すると身体のバランスは崩れず健康を保つ事ができますが
調理する際に、調味料として使用したり、お肉につけて食べる塩が塩化ナトリウムだとしたら
ナトリウムばかりが体内で増えてしまい、カリウムやマグネシウムが相対的に減ってしまいます。
これが、高血圧の原因です。
高血圧にならないためには、ナトリウムばかり補うのではなく、他のミネラルもバランスよく食べる事が重要なのです。
ナトリウムの主な補給は、塩ですから、この塩をナトリウム以外のミネラルが豊富なものに変えてあげる事で、体内のミネラルバランスが整い、健康を維持する事に役立ちます。
どんな塩を選べばいいのか?
同じ言葉で、意味が違う事があるので勘違いしがちですが
海から摂れる塩には、塩化ナトリウム以外にも、マグネシウム、カリウム、カルシウム、ホウ素、亜鉛、鉄、マンガンなどなど
ミネラルがたくさん含まれています。
精製された塩、つまり食卓塩のような塩化ナトリウムを使うのをやめ
海からちゃんと作っているものを選ぶようにしましょう。
オススメの塩
僕のオススメはぬちまーすという商品です。
この塩には、ギネスに乗るほど、たくさんのミネラルが含まれています。
塩を使うだけで必要なミネラルが摂取できるのはとってもお得なので
ぜひ、ぬちまーすを使うようにしてみてください。
この塩なら、どれだけ料理で使っても問題ありません。
減塩はまったく必要ありません。
醤油
醤油の原料は、大豆、小麦、塩のみ。
大豆が発酵する事により、アミノ酸に分解され旨味の元となり
小麦のでんぷんが発酵して、ブドウ糖となり甘さが出ます。
また、ブドウ糖がさらに発酵する事でアルコールができてきますので、独特の匂いの元にもなっています。
最近では、醤油にわざわざアミノ酸を加えている商品があったり、アルコールを加える商品があったり
添加物だらけの商品ばかりです。
発酵という作業は菌によって起こるため時間がかかり大量生産に向きません。
なので、発酵させたように見せるためにアミノ酸を加えたり、アルコールを加えたりするわけです。
しかも、醤油には塩も使います。
塩の時にも言いましたが、本来塩とは塩化ナトリウムの事ではないのですが、工業製品というのは基本的に塩を塩化ナトリウムとして扱っています。
つまり、身体のミネラルバランスを崩す原因となっているかもしれないという事です。
また、最近では大豆の遺伝子組み換えが活発になってきています。
遺伝子組み換え大豆が人体に与える影響は、今の所まだわかっていません。
わからないモノには、手を出さないのが鉄則なので、遺伝子組み換え大豆ではない大豆を使っている醤油を選ぶ方がいいでしょう。
醤油に限らず、調味料を選ぶ際には、昔ながらの製法で作っているか?
を、一つの目安にし、原料に何を使っているのか?を確認しみてください。
どんな醤油を選べばいいのか?
上でも言ったように
・昔ながらの製法で作られている事
・原料に使われている塩が、塩化ナトリウムではない事
・原料に使われている大豆が遺伝子組み換え出ない事
この3つが重要です。
裏の成分表示を見れば、大豆だけは確認する事が可能です。
・遺伝子組み換えでない
・遺伝子組み替え大豆不使用
と書かれていれば問題ありませんが
流通管理済みという場合には、遺伝子組み替え大豆が5%含まれている可能性があります。
ややこしい表記なので注意が必要ですね。
製法は、商品を作っているHPを見るといいでしょう。
塩に関しては、特に記載がない場合が多く、調べる必要があります。
オススメの醤油
僕が使っている醤油は、株式会社ヤマヒサが作っている頑固しょうゆ
大豆や小麦の農薬不使用というのも良いところで、塩も天日塩を使っているから安心。
昔ながらのお醤油という感じで、味もしっかりしている。
スーパーの醤油に慣れている場合には、しょっぱいと感じるかもしれないけど
これが本来の醤油の味だから、これを使うと他のには浮気できなくなります笑
料理にどんどん使って構いませんが、塩味をつけるという意味で醤油を使うのであれば塩を使ってください。
醤油はあくまでも醤油の風味や香りが欲しい時に使うもの。
塩味が欲しいなら、ぬちまーすを使いましょう。
砂糖
できる事なら、料理での使用を控えて欲しいのが、この砂糖。
砂糖を使えば使うほど、身体の中でビタミンB群の消費が多くなり、マグネシウムや鉄の消費も激しくなるので僕自身、料理ではほとんど使う事がありません。
けれど、どうしても砂糖を使いたい!という時があるのも事実。
そんな時には用途に応じて使い分けができるようにしておきましょう。
どんな砂糖を選べば良いのか?
塩と同じように、精製してある調味料ほど健康を害するものはありません。
砂糖もできるだけ精製していない砂糖を選びたい。
つまり、グラニュー糖や粉糖、上白糖、三温糖は避け
選ぶのであれば、黒糖や、きび糖、てんさい糖などがオススメです。
これらの砂糖を選んだとしても、砂糖には変わりないので
大量に使う事は避け、使うとしてもできるだけ少量使うようにしましょう。
デザートなどたくさん砂糖を使いたい場合
黒糖やきび糖、てんさい糖は、独特の風味があり、少量使う分には問題ありませんが、たくさん使うとなると料理そのものの味を損なう可能性があります。
そんな時には、甘いけれど血糖値が上がらない
そんな砂糖もどきを使うのも一つの手です。
ただ、人工甘味料は変な味がするし健康面で考えても決して良いとは言えず使いたくありません。
天然の甘味料である、甘草などの抽出物も僕は味が好きではなく使いたくないんですよね。
オススメの砂糖
そこでオススメなのが、ラカントという商品です。
血糖値を上げる事なく、砂糖のような甘さがあります。
どうしても甘さが欲しい!
という場合には、これを使うと良いでしょう。
ただ、できれば、甘さへの感受性を高め、少ない甘味でも美味しいと感じる舌を手に入れていきたいものです。
味醂
料理で甘さが欲しい時の救世主。
それが味醂。
僕は料理で砂糖を使う事はほぼありませんが、味醂はたくさん使います。
ただこの味醂も曲者の調味料。
スーパーで売っている味醂は、味醂風調味料も多く、本物の味醂ではない事が多いです。
味醂の作り方は
お米を蒸し、麹菌を使って発酵させます。
そうすると、お米のでんぷんがブドウ糖に変わり甘くなります。
ここからさらに発酵させると、ブドウ糖がアルコールに変わりお酒となるのですが
この反応を途中で止めると味醂の完成です。
つまり、お酒の一歩手前が味醂というわけです。
どんな味醂を選べば良いのか?
味醂はさっきも言ったように、味醂風というのがよくあります。
味醂には、アルコールが14%ほど含まれているのが普通ですが、味醂風調味料にはアルコールが1%程度しか入っていません。
なので、酒税が含まれない分安く購入することができます。
けれど、味醂風調味料には、甘さをつけるためのブドウ糖や添加物としてうま味調味料などが入っていたりするので健康に良いか?と言われるとそうではないのが事実です。
味醂を料理に使う場合には、ちゃんと本物の味醂を使うようにしましょう。
オススメの味醂
僕が使っている味醂は
角谷文治郎商店の有機三洲味醂です。
味醂だけを飲んだとしても美味しいと感じる美味しい味醂。
甘さをつけたい時や、料理にテカリをつけたい時など
料理を作る時には欠かせない味醂です。
お酒
料理酒も気をつけないといけない調味料の一つ。
なぜなら、塩をわざと入れているから。
普通のお酒と違って料理酒が安い理由は、わざと塩を入れしょっぱくすることで、このままで飲めなくする事によって酒税を免れているからなんです。
どんなお酒を選べば良いのか?
料理酒の問題は、塩のところでも言ったように、塩化ナトリウムが入ってるのが問題。
これが含まれていない料理酒を選べばいいので、簡単に言ってしまえば普通のお酒を料理に使えばいい事になります。
最近では安い日本酒もたくさん売っているので裏の表示を見て食塩が含まれていないものを選ぶようにしてみてください。
油
油は料理に欠かせないモノだからこそ身体にいいものを選びたい。
油は酸化すると身体にとって良くないものになってしまうので、なるべく酸化しない油を選ぶ事が重要です。
大前提として油の使い回しはしない事。
勿体無いと思うかもしれませんが油は一回使ったら捨てるようにしましょう。
油の種類
油には、いろいろな分け方があります。
一つは、固体なのか、液体なのか。
固体の脂は、お肉の霜降りのような脂の事で、牛の脂をヘッド、豚の脂をラードと言います。
これらの脂は酸化する事がないので、身体に良いあぶらという事ができます。
また、牛乳から作られるバターも、酸化する事がないので良質なあぶらという事ができるでしょう。
これらであれば身体の一部として使われるので食べても問題ありません。
積極的に使用していくようにしましょう。
液体の油は、主に植物から採れる油です。
オリーブ油、胡麻油、米油、大豆油、菜種油などなど
どの植物から採ったかによって名前が変わります。
植物油の中で一番酸化しにくい油が、オリーブオイル。
固体の脂を使わないのであれば、揚げ物はオリーブオイルをメインに使うといいでしょう。
ただ、オリーブオイルはクセがありなかなか使い所を選ぶ油です。
クセがなく、酸化しにくい油としてオススメなのが、米油。
僕も毎日の料理に米油を使っていますよ。
どんな油を選べば良いのか?
さっきも言ったように、植物由来の油は酸化しやすいので注意する必要があります。
これは、調理する時だけでなく、製造する時にも言えます。
酸化は、光にあたったり、熱を加えたり、酸素に触れる事で加速するので、保存容器は瓶に入っている事が大前提となります。
そして、油を抽出する際に薬剤を使う事もあるのですが、それらを使用していない事も重要な事です。
わざわざ化学物質を体内に入れる必要なんてありませんからね。
油の作り方などは、各メーカーのHPを見れば書いている事が多いので参考にしてみてください。
オススメの油
上でも言ったように、普段使いをする時の僕のオススメは米油です。
このコメーユは、圧搾で作っており、ノンケミカルで作っているため安心して使える油です。
メーカーに問い合わせてみたところ、原料のお米は無農薬というわけではないみたいなのでそこだけは心配ですが、それ以外は問題ないので今の所これを使っています。
まとめ
健康を意識した時に最初にやるべき事、いかがでしたでしょうか?
初めのうちは、サプリや健康食品などに行ってしまいがちですが、それよりもお金をかけず健康になる簡単な方法は調味料にこだわる事です。
外食ではなく、自炊する方が健康的というのは誰でも知っている事ですが
それは、今回みてきたように健康とはかけ離れた調味料を使っている上に、食材も粗悪なものを使っている事が大半だからです。
せっかく自炊するのであれば、下手な調味料によって健康を害する事のないように
調味料にはお金をかけていきましょう。
これをした上で、食材にこだわったり、食べるものを変えたりしていけば良いと思います。
なんと言ってもまずは、調味料を変える。
忘れないようにして欲しいと思います。
って事で今回はこの辺で
よっぴー
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