懇意にしている社長さんが経営する薬局の事務さんが
乳がんの手術を終えたと聞き、いろいろと話を聞いてきました。
小中学生の子どもを抱えて
共働きで家庭を支える。
それだけでも大変なのに
病気と向き合いながら生活するなんて
本当大変ですよね。。。
女性にとって
現代のライフスタイルは想像以上にハードです。
ハンガリーでは
3人子どもを産むと1,000万フォリント(約400万円)の住宅ローンが帳消しに
4人産めば所得税が一生免除になる、という制度があります。
日本にも、こうした支援があれば良いのに
なんて考えてしまいます。
さて、ここからは少し真面目な話を。
最近、乳がんの患者さんが増えていることをご存知ですか?
実はこの病気
がんの中でも食生活の影響を特に受けやすいタイプのひとつです。
あまり公には言われていませんが
乳製品の摂取の有無が
発症率に大きく関係していることがわかってきています。
僕がこれまで見てきた患者さんも
乳がんを発症された方は全員
毎日乳製品を摂取していたという共通点がありました。
なぜ乳製品が関係するのか?
よく言われるのは
『牛乳に含まれる女性ホルモンの影響』
です。
ですが、僕は『カゼイン』の方が影響が大きいのではないか?
と、考えています。
カゼインは牛乳の主成分のひとつでタンパク質の一種です。
体内で慢性的な炎症を引き起こしやすく
腫瘍の増殖にも関与すると言われています。
最近では、小麦に含まれるグルテンと並び
アレルギーや自己免疫系の不調の原因として避ける人も増えてきました。
とはいえ、カゼインは
・チーズやヨーグルトなどの乳製品
・一部の加工食品
・お菓子類やパン類
など
日常のさまざまな食品に含まれていて
完全に避けるのはなかなか難しいのが現実です。
でも、こうした情報を知っているかどうかが
これからの健康を左右していくと思うんです。
病気になったら何かを変える
がんに限らず
何らかの病気が発症した場合、そこには必ず原因があります。
・自分に合わない食べ物を摂り続けている
・自分に合わない生活を続けている
このどちらか、あるいは両方が関与していると考えて間違いありません。
それにも関わらず
病気を抱えたまま『何も変えずに薬だけを飲む』という選択をしている人が
日本人はほとんどではないでしょうか。
けど、身体がわざわざ異変という形で
『何かおかしい』と教えてくれているのに
そのサインを無視してしまえば
いずれさらに深刻な事態を招くことは明らかですよね。
今回お話しした事務さんも
退院時にはこう言われたそうです。
『頑張りましたね。今まで通り過ごして大丈夫ですよ』と。
今まで通りの生活を続けたなら
また同じような問題が起こる可能性は高いはずです。
どこに問題があったのかを見極め
生活習慣そのものを変えていかなければ
たとえ手術が成功しても、真の意味で病気を克服することはできません。
身体のサインを見逃し続けるなら
やがて身体は『何を伝えても無駄だ』と判断し
静かに機能を失っていくでしょう。
自分の事をもっと知る
ここで大切なのは
『万人に共通する健康法は存在しない』という事。
アレルギーもないのにカゼインやグルテンを避ける必要はありませんし
血糖値が安定しているのに糖質制限をする意味もありません。
けど、何らかの不調を抱えているなら
今の生活のどこかに『自分に合わないもの』が潜んでいるはずです。
身体は、常に何らかのメッセージを発しています。
・これを食べたら体調が悪い
・この生活を続けたら違和感がある
そうしたサインを丁寧に拾い
仮説を立てて、実践し、また観察する。
この地道な繰り返しこそが、健康への唯一の道だと思います。
病院に行っても
『あなたにはこれが合いませんよ』
と教えてくれることは滅多にありません。
だからこそ、自分で自分の体を観察し
最適な生き方を模索していく必要があるんです。
日々、身体の声に耳を傾けながら
小さな違和感を見逃さずに生きていきましょう。
って事で、今回はこの辺で。
では、また。
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