前回、梅雨の時期に頭痛やだるさが増える原因として
腸内カビとマイコトキシン(カビ毒)の話をしました。
「じゃあ実際にどうすればいいの?」
今日はそんな解決編です。
まずは、カビを増やさない環境を作る
カビ毒への対策で一番大切なのは
解毒する前にカビを増やさない環境を作ることです。
この順番がとても大切で
カビが増え続けている状態で解毒しても
身体の負担が増えるばかりです。
まずは、腸内でカビが増えにくい生活を心がけましょう。
まず第一に糖質が多い食生活はご法度です。
カビの大好物は糖なので、パン、お菓子、ジュースなど
日常的に摂っていると
カビに餌を与え続けているのと変わりません。
抗生剤の使用もかなりのリスクファクターです。
日本の医者は簡単に抗生物質を出しますが
世界で今かなり問題になっていて
抗生剤を飲むせいでカビが増えやすいスペースを作っている
という事が起こっています。
一度の抗生剤投与でも、腸内環境が戻るまでに数ヶ月かかるので
風邪なんかで気軽に飲んではいけませんよ。
また、日本人に多いのが胃酸の少なさです。
胃酸は口から入ってくるカビや細菌の侵入を防ぐ防壁なので
胃薬(特にプロトンポンプ阻害薬)を長期服用している場合や
もともと胃酸が少ない体質の場合は、カビが腸まで届きやすくなります。
ストレスや睡眠不足も問題で
免疫力が下がるとカビへの抵抗力も落ちます。
腸の免疫は全身の免疫の約70%を担っているので
腸が荒れると全身の防御力も下がっていくんですよね。
カビを増やさない工夫
ということで、まず肝心なのは糖質を減らして行く事です。
また糖質かよ!
って思うかもしれませんが
糖質を減らすと身体にとっていい事がめちゃめちゃあります。
糖質は中毒性が高くなかなか減らしていけない物質なので
ぜひ、早いうちから少しずつ減らしていくようにして行きましょう。
そして、実は抗菌作用のある食材というのもあります。
有名どころでいうと
ニンニク、ココナッツオイル、オレガノ、シナモンなどですね。
ココナッツオイルはMCTオイルでも大丈夫。
日々の食生活では
ニンニクをいつも以上にたっぷり使い
紅茶を飲む際にはシナモンを追加してみてください。
オレガノは癖がなく使いやすい香りなので
洋風の料理を作る際には使ってみて欲しいです。
ぜひ、試してみてください。
カビ毒を解毒するために必要な栄養素
腸内のカビを減らしながら
同時にカビ毒を身体から排出する工夫もして行きましょう。
解毒には大きく2つのフェーズがあって
フェーズ1で毒素を処理しやすい形に変換し
フェーズ2でグルタチオンなどと結合させて排出します。
この両方がうまく機能しないと
毒素がいつまでも身体をめぐり続けることになります。
特にグルタチオンという解毒の主役酵素があるのですが
身体の中でこのグルタチオンをちゃんと作る事が重要です。
グルタチオンの材料は、システイン・グリシン・グルタミン酸というアミノ酸。
そして、作る過程では
ビタミンB群とATPが必要です。
またカビ毒を解毒するには
モリブデンという微量ミネラルも必要です。
お豆腐や納豆など大豆製品に多く含まれるので
日々の食事に取り入れてみてください。
「同じことをしているのに効果が出ない」場合がある
ここまでお伝えしたことを実践しても
「なかなか改善しない」という場合があります。
それは、解毒能力には個人差があるからです。
同じ栄養素を摂っても
解毒がうまくいく人とそうでない人がいる。
これには、遺伝子レベルの話が関係してきます。
次回はその「解毒遺伝子の個人差」についてお話しします。
お楽しみに!
ってことで、今回はこのへんで
では、また。
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