前回
「現代の太っているは栄養不足のことも多い」
という話をしました。
今回は連載2回目
「そもそもなぜ人は太るのか」
というメカニズムの話をしていきます。
ダイエットというと
多くの人が真っ先に思い浮かべるのがカロリーですよね。
「カロリーを減らせば痩せる」
「消費カロリーを増やせばいい」
これ、常識のように語られていますが
本当にそうなんでしょうか?
今日はそこを掘り下げていきます。
そもそも「カロリー」っていつ生まれた考え方?
カロリー計算の元になっているのは
「摂取カロリー − 消費カロリー」
で太るか痩せるかが決まる、という考え方です。
これ、実はかなり古い理論なんです。
19世紀末から20世紀初頭に
アトウォーターという研究者が食品のカロリーを測定する仕組みを作りました。
タンパク質4kcal、炭水化物4kcal、脂質9kcal
という、あの数字ですね。
つまり、僕たちが今も使っているカロリーの考え方は
100年以上前に作られたものなんです。
もちろん、当時としては画期的でした。
でも、100年前の理論がそのまま現代でも完璧に通用するかというと
ちょっと立ち止まって考えたいところです。
同じカロリーなら、何を食べても同じ?
カロリー説が前提にしているのは
「カロリーが同じなら、身体への影響も同じ」
という考え方です。
でも、ちょっと想像してみてください。
200kcalのショートケーキと、200kcalのゆで卵。
これ、身体の中で同じように扱われると思いますか?
どう考えても違いますよね。
ケーキは血糖値を急上昇させて
脂肪を溜め込むホルモンをドバッと出します。
一方ゆで卵は、血糖をほとんど上げず
筋肉や身体の材料になっていく。
同じ「200kcal」でも
身体の反応はまったく別物なんです。
カロリーという数字は
この「中身の違い」をまったく無視してしまう。
ここがカロリー説の大きな限界です。
太るかどうかを決めているのは「ホルモン」
では、何が太るかどうかを決めているのか。
カロリーの量よりも
はるかに重要なのがホルモン
特にインスリンです。
インスリンは、血糖値が上がったときに出るホルモンで
「血糖を下げる」と同時に
「余った糖を脂肪として溜め込む」働きをします。
つまり、血糖を上げる食事ばかりしているとインスリンが出っぱなしになり
脂肪を溜め込むスイッチが入りっぱなしになるんです。
カロリーが多いか少ないかより
「インスリンを頻繁に・大量に出す食べ方をしているか」
の方が太りやすさに直結するんです。
実際、カロリーを減らしているのに痩せない人の多くは
量は減らせていても、血糖を上げやすいもの(パン・お菓子・ジュースなど)を
選んで食べている場合が多いんですよね。
カロリー計算より、大事なこと
まとめると
カロリーをひたすら減らすより
ホルモン(インスリン)を乱さない食べ方を意識する方が、太る本質に近づきます。
「カロリーは低いのに痩せない」
「そんなに食べてないのに太る」
そういう場合、原因はカロリーじゃなくて
血糖とインスリンの乱れにあるかもしれません。
次回は、その「インスリンを乱さない食べ方」について
もう少し具体的に話していきますね。
ってことで、今回はこの辺で。
では、また。
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