7月にお届けしたダイエットの連載
おかげさまで好評でした。
質問やご感想もたくさんいただいて
僕のリアルな友達からもあの件なんだけど。。。
なんて話をされました。
意外と僕の周りの人達
僕のブログ読んでくれてるんですね。
ありがとうございます。
その中で、けっこう多かったのが
「最近流行っている”痩せる薬”って、どうなんですか?」
という質問でした。
たしかに今
ものすごく流行っていますよね。
オゼンピック、ウゴービ、マンジャロ
聞いたことがある場合も多いかもしれません。
もともと糖尿病の薬だったものが
「食欲が抑えられて痩せる」ということで
ダイエット目的で使う人が急増しています。
驚くことに、僕の周りの薬剤師の中にも
自分で使っている人がいるくらいです。
薬の知識がある人が手を出すほど
効果は本物なんですね。
でも今日は
その「効果」の裏側にある
大事な話をしたいと思います。
たしかに、痩せる
まず、これらの薬が効くのは事実です。
GLP-1という成分が食欲を抑えて
食べる量が自然に減る。
結果として体重が落ちる。
数字の上では、しっかり効果が出ます。
だから世界中で爆発的に広がっているわけですし
「やっと痩せられた」という人がいるのも本当です。
ここは否定しません。
でも、やめると戻る
問題はここからです。
これらの薬には
やめるとリバウンドが3倍も早い
という研究結果があります。
薬を使っている間は食欲が抑えられて痩せる。
でも
やめたとたんに食欲が戻って
体重ももとに戻っていく。
しかも、かなり早く。
「せっかく痩せたのに」
と思うかもしれませんが
冷静に考えると
これは当たり前のことなんですよね。
なぜなら
薬で食欲を抑えているだけで
食べるものも、身体そのものも、何も変わっていないからです。
太る原因になっていた食生活、血糖の乱れ、身体の状態。
そこには手をつけないまま
薬という蓋で食欲だけを抑えている。
だったら、蓋を外せば元に戻る。
当然の結果です。
実はこれ、がんの話と同じなんです
この構造、何かに似ていると思いませんか?
僕がいつも思い浮かべるのは、がんの話です。
がんを手術で切除して
「もう大丈夫ですよ。いつも通りの生活に戻っていいですよ」
と言われる。
ホッとして、元の生活に戻る。
でも
その「いつも通りの生活」こそが
がんを育てた土壌だったとしたらどうでしょう。
同じ生活に戻せば、また同じことが起こりやすい。
だから再発する。
これ
GLP-1薬をやめてリバウンドするのと
まったく同じ構造なんです。
手術や薬は
「結果」を取り除いてくれます。
腫瘍を切る、食欲を抑える。
でも、その結果を生み出した「原因」は
自分で変えないかぎり、そこに残り続けます。
原因がそのままなら
蓋を外せば、また同じ結果が出てくる。
当たり前のことなんですよね。
薬は「時間を稼ぐもの」
誤解しないでほしいのですが
僕は「薬を使うな」と言いたいわけではありません。
薬には薬の役割があります。
緊急で体重を落とさないと命に関わる
というような場面では
こうした薬が大きな助けになることもあります。
大事なのは、薬で稼いだ時間を、何に使うかです。
食欲が抑えられて楽になっている間に
食べるものを見直す。
身体の状態を整える。
根本にある原因に手をつける。
そうやって
「薬がなくても大丈夫な身体」
に変えていくために薬を使うなら意味があります。
でも、薬に頼りきって
原因をそのままにしていたら
やめた瞬間に、元通り。
それどころか
また薬に戻るしかなくなってしまいます。
「結果」ではなく「原因」を見る
流行っているものには
つい飛びつきたくなります。
「注射だけで痩せる」
なら、なおさらです。
でも
僕がこのブログでいつもお伝えしているのは
結果ではなく原因を見よう、ということ。
太っているのは「結果」です。
その裏には、食生活、血糖、ホルモン、体質
いろいろな原因がある。
そこを見ないまま結果だけを薬で消しても
根っこは残ったまま。。。
じゃぁ、どうすれば!
って思うと思うので
次回は、この「痩せる薬」の正体
GLP-1が、実はもともと私たちの身体が持っている仕組みだ
という話をしていきますね。
注射で外から入れる前に、自分で作れるとしたら?
そっちの方がいいと思いませんか?
ちなみに
この「痩せる薬って効果あるの?」というテーマは
ラジオでも話しています。
よかったらそちらも聴いてみてください。
ってことで、今回はこの辺で。
では、また。
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