その油、環境ホルモン作用があるかもしれません

脂質
Hand mit Stift zeichnet chemische Strukturformel von Dioxin

(new)
前回の終わりに
動物性の脂の研究は調べやすいけど
植物性の油の研究は難しいって言ったの覚えてますか?

これなんでなのかというと
動物性の脂って動物によって少しは違いますが
含まれる成分ってそんなに多くありません。

一方、植物性の油の中には
油以外の成分がめっちゃ含まれます。

漢方薬の分析が西洋医学で進まないのは
植物に含まれる成分のうち何が効いているのか?がわからないためなんですが
油にしても同じ事が言えます。

10年以上前に
ファイトケミカルと言って

ブロッコリーのルテイン
トマトのリコピン
お茶のカテキン
ゴマのセサミン

などが流行り始めました。

ただ、これらが有名になったのは
製薬メーカーがサプリメントを売り出したいためで

実際には
ブロッコリーに78種類
緑茶に104種類
トマトには109種類
もの名もなきファイトケミカルが含まれる事がわかっています。

まだわかっていないだけで
今後もっと増えてくるかもしれません。

植物ってそれくらい未知の分野なんです。

植物は動けないため
太陽からの紫外線を避けることができません。

そこで作り出したのが
これらファイトケミカルだと言われており

そのほとんどが色を持ち
ビタミンCよりも強力な抗酸化作用を持っています。

植物がいろんな色をしているのは
ファイトケミカルのせいだったんですね。

こんな感じで、植物に含まれる成分というのは
わかっていない事が多く

漢方薬のように身体にとってプラスとなるものもあれば
身体に悪さをするものもあるんです。

今回植物性の油について調べていますが
どうも植物性の油には環境ホルモン作用があるのではないか?

と、わかってきました。

環境ホルモン作用というのは
僕らが食べたり触ったり吸ったりする事で
身体のホルモンと似た働きをする物質の事です。

ホルモンというのは身体の中で
少量で大きな働きをし
ある特定の場所にだけ作用する物質の事なので

身体の中では厳密に調整がされており
多ければ少なく、少なければ多くするシステムが常に働いています。

アメリカでソイフリーが流行っている原因が
大豆に含まれるイソフラボンによる被害を防ぐためですが

このイソフラボンは女性ホルモンの一種である卵胞ホルモンと似たような働きをするんです

さっきも言ったように
ホルモンは体内で厳密に管理されており
身体の外から勝手に弄ると身体は調整がより大変になってしまいます。

身体に負担をかけないように
ソイフリーがアメリカでは普通になっているんですね。

こんな感じで
身体のホルモンと似たような働きをする物質の事を
環境ホルモンと言います。

一般的には
ダイオキシンとか
除草剤とか
プラスチックとか

そういうモノが環境ホルモンの代表例なんですが
植物由来の成分の方が
身体のホルモンに影響を与えやすいんです。

で、油の話に戻って

糖尿病と植物性油の摂取量の推移から
植物性の油の中には環境ホルモン作用のある物質が含まれているのではないか?
と、言われ始めました。

けど、この物質が何なのかはわかっていません。

今調べた中では
菜種油
パーム油
オリーブ油
ココナッツ油
綿実油
紅花油
向日葵油
コーン油
は、結構危険っぽいです。

オリーブ油入ってるやん!!
最古の植物油やでー!!!

って衝撃的なんですが
実際そういう実験結果あるんですよね。

ま!
ひとまず今の所の研究結果です。
もうちょっと調べてまた共有しますね!


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