遺伝子っていろんなところに関わっていて
だからこそ、人によって健康法が違うわけですが
メンタルの不調だってもちろん例外ではありません。
今回は、メンタルの不調に関係ある意外な物質『ヒスタミン』について
少し踏み込んで遺伝子との関連からお話していこうと思います。
ヒスタミンって、アレルギーだけの話じゃない
ヒスタミンというと
花粉症や蕁麻疹のイメージが強いと思いますが
実はヒスタミンって
「脳の神経伝達物質」としても働いているんです。
アレルギーの薬を飲むと眠くなる
という経験があるかもしれませんが
ヒスタミンには脳を覚醒状態にする働きがあるので
これを抑えてしまうため眠気に繋がるんですね。
この他にも
神経が過敏になったり、気分が不安定になる
なんていう症状が出る事もありますよ。
ヒスタミンを処理する「4つのルート」
ヒスタミンは多すぎると身体に症状が出てしまうので
多い時用に、ヒスタミンを分解・処理するルートがいくつかあります。
そしてそれぞれに関わる酵素が
遺伝子の影響を受けているんです。
①お酒を飲むと顔が赤くなる・気分が悪くなる人(ALDH)
アルコールはヒスタミンの分解を邪魔します。
しかもお酒自体にもヒスタミンが含まれていることが多い。
特に赤ワインやビールを飲むと頭痛がする、すぐ顔が赤くなる、という人は
アセトアルデヒドを分解する酵素(ALDH)の働きが弱い体質の可能性があります。
これは日本人に比較的多い体質です。
お酒に弱いのは意志の問題じゃなくて、遺伝子の話なんですよね。
②発酵食品や加工肉を食べると体調が悪くなる人(DAO)
納豆・チーズ・ワイン・キムチ・ハムなど
発酵食品や加工肉にはヒスタミンが多く含まれています。
これを食べたあとに頭痛、肌荒れ、だるさが出やすい人は
腸でヒスタミンを分解する酵素(DAO)の働きが弱い可能性があります。
「健康にいいと思って発酵食品を増やしたら、なんか調子が悪くなった」
という人がたまにいるんですが、このタイプかもしれません。
腸の炎症や栄養不足(ビタミンB6・銅・亜鉛など)でもDAOの働きが落ちるので
遺伝子だけの問題ではないですが
もともとの処理能力が低い体質の人は影響を受けやすいんです。
③小さい頃からアトピーや喘息があった人(HNMT)
細胞の中でヒスタミンを分解する酵素(HNMT)の働きが弱いと
組織にヒスタミンが溜まりやすくなります。
子どもの頃からアトピー性皮膚炎や喘息があった場合や、慢性的な鼻炎がある場合は
このHNMTの変異が関係していることがあります。
大人になって症状が落ち着いたように見えても
春になると肌が荒れる、鼻がぐずぐずする、という形で出てくることがあるんですよね。
④メンタルが不安定になりやすい人(MAO)
以前の記事でも触れましたが
MAO(モノアミン酸化酵素)はセロトニンやドーパミンを分解する酵素です。
実はMAOはヒスタミンの分解にも関わっています。
MAOの働きが弱い体質だと、ヒスタミンが脳内で過剰になりやすく
イライラしやすい、感情の波が大きい、不安が強い、春になるとメンタルが不安定になる
といった形で出やすくなります。
「毎年この時期だけ気分が落ちやすい」という場合は
花粉×ヒスタミン×MAOの組み合わせが関係しているかもしれません。
体質を知ると、対策が変わる
今回お話ししたALDH・DAO・HNMT・MAO
全部違う酵素ですが、共通しているのは
「ヒスタミンをうまく処理できない体質かどうか」
という話です。
ただ、安心してほしいのは
遺伝子の変異があるからといって
必ずしも症状が出るわけじゃないっていう事です。
栄養や生活習慣で、かなり変わります。
逆に、どんなに素晴らしい遺伝子を持っていても
栄養や生活習慣がダメなら、一気にヒスタミンは溜まっていきます。
「なんでこんなに春がしんどいんだろう」と毎年悩んでいるなら
自分の体質を知ることが一番の近道だったりしますよ。
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ってことで、今回はこの辺で。
では、また。
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