バナナ型(ADRB2)のダイエット|痩せているのに体脂肪率が高い場合

ダイエット

これまでりんご型・洋梨型と見てきました。

今回は最後のタイプ
バナナ型(ADRB2)です。

こんな心当たり、ありませんか?

見た目は痩せているのに、体脂肪率を測ると高い。
昔から太りにくいけど、筋肉もつきにくい。
「食べても太らないよね」と言われてきた。
一度太ると落としにくい。
疲れやすく、体力がない。

当てはまるなら、バナナ型の可能性があります。

簡単な見分け方

このタイプは見た目でわかりにくいので
判断の目安をお伝えします。

一番はっきりするのは
体重ではなく体脂肪率を見ることです。

体重は標準か軽めなのに
体脂肪率が高い。

これがバナナ型の典型パターンです。

もう一つの目安が、過去の経験です。

「学生時代に部活をしていたのに、周りと同じ練習量なのに自分だけ身体が変わらなかった」
「ジムに通っても効果が出るまでやたら時間がかかる」

そういう記憶があるなら
筋肉がつきにくい体質かもしれません。

「痩せているのに、なぜか疲れやすい」
「体力がない」

というのも、筋肉量が足りていないサインですね。

ADRB2という遺伝子

ADRB2は、筋肉の分解に関わる遺伝子です。

この遺伝子に変異があると
筋肉が分解されやすくなる。

つまり
筋肉を維持したり増やしたりするのが苦手なタイプです。

一見「太りにくい」というのは羨ましがられがちですが
実はこれ、けっこう厄介な体質なんです。

「痩せている」と「健康」は違う

バナナ型が抱えている一番の問題が
筋肉量の少なさです。

筋肉は、身体の中で最もエネルギーを消費する組織です。

じっとしているときも
筋肉は熱を作り、エネルギーを使い続けています。

その筋肉が少ないということは
基礎代謝が低いということ。

だから
「見た目は細いのに体脂肪率が高い」という
いわゆる隠れ肥満の状態になりやすいんです。

そして基礎代謝が低いということは
一度太り始めると、なかなか落とせない。

若い頃は太らなかったのに
30代・40代から急に体型が変わった

というパターンも、このタイプによくあります。

「食べても太らない」の落とし穴

バナナ型は昔から
「いくら食べても太らないよね」
と言われてきた人が多いです。

でもこれ
吸収や代謝がうまくいっていない可能性もあるんですよね。

食べたものをちゃんと筋肉や組織の材料にできていない。
栄養が身体に入ってきているのに、使いこなせていない。

だから太らないけれど
同時に必要な組織も作れていない。

「痩せているから健康」と思われがちですが
実際には栄養状態が良くないことも多いタイプです。

連載の第1回でお伝えした
「隠れ栄養不足」
まさにこれがバナナ型にも当てはまります。

バナナ型がやるべきこと

このタイプの最優先事項は、はっきりしています。

タンパク質をしっかり摂って、筋肉を増やすこと。

りんご型は糖質を減らすことが最優先
洋梨型は体温を上げることが最優先でした。

バナナ型はタンパク質と筋トレがそのまま本丸です。

・タンパク質を毎食摂る
一度にたくさん食べても吸収に限界があるので、朝・昼・晩それぞれで摂ることが大事です。特に朝食を抜くと、そこから筋肉が削られていきます。

・極端な食事制限は絶対にしない
バナナ型がカロリー制限をすると、脂肪より先に筋肉が落ちます。すると代謝がさらに下がり、リバウンドしやすい身体になる。このタイプにとって、食べないダイエットは最悪の選択です。

・消化力も整える
タンパク質を摂っても消化・吸収できなければ意味がありません。胃酸が不足していたり、腸内環境が乱れていると、せっかくのタンパク質が活かせない。
「食べているのに変わらない」という場合は、ここを疑ってみてください。

運動は「筋肉を増やすため」にやる

ここが洋梨型との大きな違いです。

洋梨型の運動は「温めるための手段の一つ」でした。

でもバナナ型にとって
筋トレは対策そのものです。

筋肉が落ちやすい体質なので
意識的に増やしにいかないと
放っておくとどんどん減っていきます。

だから
ある程度しっかり負荷をかけてください。

軽く身体を動かすだけでは、筋肉は増えません。

そして
筋トレ直後にタンパク質を補給する。

筋肉を作る材料を
身体が求めているタイミングで入れてあげるのがポイントです。

逆に、長時間の有酸素運動はおすすめしません。
有酸素運動は脂肪だけでなく筋肉も分解します。

ただでさえ筋肉が落ちやすいタイプがこれをやると
どんどん痩せて代謝が下がるという悪循環に入ります。

「体重を減らす」より「筋肉を増やす」。

バナナ型の目標設定は、そこに置いてください。

体重計の数字に振り回されない

バナナ型に一番伝えたいのは
体重を目標にしないでほしいということです。

このタイプは元々体重が軽いことが多いので
体重計の数字を見ても変化がわかりにくい。

むしろ筋肉が増えれば体重は増えます。

見るべきは体脂肪率と、身体の質。

「体重は変わっていないけど、身体が引き締まった」
「疲れにくくなった」

バナナ型にとっては、こういう変化こそが成功です。

3つのタイプ、それぞれの対策

これで3つのタイプが揃いました。

りんご型は、糖質の量と質を見直す。
洋梨型は、体温を上げて燃やせる身体を作る。
バナナ型は、タンパク質と筋トレで筋肉を増やす。

こうして並べると
やるべきことが全然違うのがわかると思います。

同じダイエット法で
痩せる人と痩せない人がいるのは当然なんですよね。

大事なのは
自分がどのタイプなのかを知ること。

そして
そこに合った方法を選ぶこと。

もちろん、タイプが一つじゃないこともあります。
自分はどのタイプなのか

自分の身体を分析してから対策してみてください。

それが遠回りに見えて、一番の近道です。

ってことで、今回はこの辺で。
では、また。


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