前回まで
「何を食べるか」「どう食べるか」という
みんなに共通する食べ方の話をしてきました。
でも、こんな経験ありませんか?
友達が「これで痩せた!」
というダイエットを真似してみたのに
自分は全然変わらなかった。
同じものを食べているのに、自分だけ太る。
糖質制限がハマる人もいれば
逆に体調を崩す人もいる。
これ。。。
努力が足りないわけでも
根性がないわけでもありません。
そもそも身体の設計が違うからなんです。
今日はそんなお話をしていきます。
「万人に効くダイエット」が存在しない理由
世の中には数え切れないほどのダイエット法があります。
糖質制限、脂質制限、ファスティング、有酸素運動、筋トレ。。。
どれも「これが正解!」と言われていますよね。
でも、冷静に考えてみてください。
もし本当に万人に効く方法が一つあるなら
こんなに種類は増えないはずなんです。
なぜ増え続けるのかというと
人によって効く方法が違うから。
誰かにとっての大正解が
別の誰かにとっては効果ゼロ
あるいは逆効果になることがある。
前回の記事で
「玄米で血糖が上がる体質もある」
という話をしましたが
まさにこれと同じことが
ダイエット全体にも言えるんです。
その違いを決めているのが「遺伝子」
じゃあ、その個人差はどこから来るのか。
大きな要因の一つが、遺伝子です。
僕たちの身体には
脂肪の燃やし方、エネルギーの使い方、筋肉の作り方
それぞれを担当する遺伝子があります。
そしてこの遺伝子には
人によって少しずつ違い(多型といいます)があるんです。
たとえば
脂肪を分解する能力が高い人と低い人がいる。
熱としてエネルギーを消費しやすい人としにくい人がいる。
筋肉を維持しやすい人と落ちやすい人がいる。
こういった違いが、生まれつき組み込まれている。
だから同じものを食べても
同じ運動をしても
結果が変わってくるんですね。
太り方のクセを決める3つの遺伝子
ダイエットに関わる遺伝子はいくつもありますが
特に日本人で重要とされているのがこの3つです。
・ADRB3
脂肪の分解に関わる遺伝子。
ここに変異があると、糖質でエネルギーを溜め込みやすく、お腹まわりに脂肪がつきやすくなります。
・UCP1
脂肪を熱に変えて燃やす遺伝子。
ここが弱いと、脂肪を燃やす力が下がり、下半身に脂肪がつきやすく、冷えやすくなります。
・ADRB2
筋肉の分解に関わる遺伝子。
ここに変異があると、筋肉が落ちやすく、代謝が下がって「隠れ肥満」になりやすい。
この3つの組み合わせによって
どんな食べ物で太りやすいか
どこに脂肪がつきやすいか
どんな運動が効くかが変わってきます。
「体型」にヒントが隠れている
面白いのが、この遺伝子タイプって
体型にけっこう表れるんです。
お腹まわりから太っていく「りんご型」。
下半身、特にお尻や太ももから太る「洋梨型」。
一見痩せているのに体脂肪率が高い「バナナ型」。
「自分は昔からお腹から太るんだよな」「下半身だけどうしても落ちない」
そういう感覚、ありませんか?
それ、気のせいじゃなくて
遺伝子の設計がそのまま体型に出ている可能性があります。
自分のタイプを知ると、無駄がなくなる
自分のタイプを知る一番のメリットは
無駄な努力をしなくてよくなることです。
糖質を減らすべき人が一生懸命ジョギングをしても
なかなか結果は出ません。
逆に
脂質をうまく燃やせない体質の人が
糖質制限だけを頑張っても思ったほど痩せない。
やるべきことが人によって違うのに
みんなが同じことをやっているから
報われない努力が生まれてしまう。
自分の設計図を知った上で、そこに合った方法を選ぶ。
それが一番の近道なんですよね。
次回からはこの3つのタイプについて
一つずつ、詳しくお話ししていきます。
まずは「りんご型(ADRB3)」から。
「お腹まわりから太る」
「甘いものがやめられない」
そんな心当たりがある場合は
次回、要チェックです。
ってことで、今回はこの辺で。
では、また。
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